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左派にスパイを潜入させるエリック・プリンスについて


COBRAの6月2日の記事「Peace Meditation」で紹介された記事「Erik Prince, Brother of Betsy DeVos, Master of Domestic Espionage」を翻訳しました。

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"パンデミック計画が思い通りの効果が出なかったことで、闇の勢力は終末時の狂気を増すために更なる行動に出ました。

イエズス会、マルタ騎士団、コロンバス騎士団は米国での内戦を工作するために、政治的左派・右派への分極化を図っています。先週勃発した抗議行動は、深く潜入工作されています。"-COBRA


元記事


アメリカ合衆国教育長官ベッツィ・デヴォスの弟であるエリック・プリンスは民間軍事会社ブラックウォーターの創業者であり、自分自身をヒーローだと思いこんでいます。

彼は外国との紛争のために殺人者集団である傭兵軍を所有しており、今では教員組合などの平和的な国内組織に潜入させるためのスパイ組織も所有しています。あなたのその電話が盗聴されているとしたら、エリックか彼のスパイが盗聴してるかもしれません。もちろん、こんなことは合法ではありませんね。でも、彼はそんなことまったく気にしていません。

ニューヨークタイムズ紙は、最近のプリンスの卑劣なやり方について報じました。

インタビューや各文書によると、トランプ政権と密接な関係にある民間軍事企業を運営するエリック・プリンスは、近年ですと民主党の議会選挙運動や労働団体などのトランプ政策に敵対的と考えられている団体に米英の元スパイを潜入させて、秘密裏に情報収集活動を行わせているといいます。

MI6の元諜報員のリチャード・セドン氏は、全米最大の教員組合の一つである米国教員連盟のミシガン州事務所内にあった文書のコピーや、会話を録音をするなどの諜報活動を2017年に手伝っていたと明かしています。文書によると、セドン氏は「組合の地元指導者たちの会話をひそかに録音し、組織に損害を与えるために公表される可能性のある情報を収集しろ」と秘密工作員に指示していたとのことです。その翌年には別の偽名を用いた同じ工作員が元CIA諜報員のアビゲイル・スパンバーガー氏の議会選挙運動委員会にも潜入していました。彼女は民主党員として出馬し、バージニア州の重要な下院議席を獲得していました。選挙運動委員会は結局この工作員を特定し、追放しました。

どちらの作戦も、報道機関や民主党の政治家、リベラルな擁護団体に隠しカメラやマイクを持ったおとり捜査を送り込んでスキャンダルを演出する手法を使って人々の関心を集めようとしている保守団体である調査ジャーナリスト組織「プロジェクト・ベリタス」が指揮していました。この組織と組合との法廷闘争の過程でプロジェクト・ベリタスのEメールがセドン氏に送られていたことが明らかになっています。しかしセドン氏が黒幕のプリンスと繋がっていたことについては未だ報道されていません。

プロジェクト・ベリタスもプリンスも、トランプ大統領の側近や家族とつながりがあります。ですがこの諜報作戦にトランプ政権の関係者や大統領顧問が暗に関与していたかどうかは不明です。しかし、反トランプ的な政治団体や個人を弱体化させようとする民間企業による活発な諜報活動が存在しているということは明らかです。

エリック・プリンスは元ブラックウォーターのトップであり、教育省長官ベッツィ・デヴォスの弟であり、トランプ政権の非公式顧問を務めたこともある人物です。マイケル・T・フリン前国家安全保障担当大統領補佐官とも協働期間がありました。2017年、彼はホワイトハウスと国防総省の高官と会談し、アフガニスタン戦争への米軍派遣の代わりに傭兵を派遣して戦争を民営化する計画を売り込みました。当時国防長官だったジム・マティス氏は、この案を拒否しました。

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