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カルト宗教団体と韓国でのコロナウイルス感染急増の関連性とは?

COBRAの2020年2月28日の記事「Endtime Madness Continues」で紹介された記事「Half of South Korea’s coronavirus cases are linked to a controversial religious organization」を翻訳しました。

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"中国でコロナウイルスの封じ込めに成功したことが明らかになった先週、闇の勢力のシオニスト工作員は、主要戦略的地域に武漢とは遺伝子系統の異なるウイルスを散布しました。

一件目は、144000人を天国に送ると主張しイエスキリストの生まれ変わりと称する教祖の率いる新興宗教集団に対して散布されました"

元記事

By Catherine Kimcatkim0525@gmail.com Feb 22, 2020, 2:24pm EST

[写真]2020年2月5日、韓国のソウルの、中国人が最も多い地域の一つ「大林中央市場」で、防護服を着用し、新型コロナウイルスの消毒をする消毒作業員。

韓国では新型コロナウイルス (Covid-19) の感染例が急増している。そして、確認された433人の感染例のうち約半数が、秘密主義のカルト宗教集団に関係していることが判った。この宗教は伝統的なキリスト教系教団からは統一教会や摂理と同様の異端であるとされている。

韓国では4番目に大きな都市であるテグ広域市にある「新天地イエス教証しの幕屋聖殿」からは、これまでに少なくとも182件の感染例が確認されている。同宗教団体は1984年にキリストの再来を自認する李萬姫 (イ・マンヒ) によって設立された。

彼は聖書を解釈できる唯一の人であると説き、「裁きの日」に144,000人を天国に連れて行くと約束しています。彼の普通とは言えない経歴にもかかわらず、15万人の会員が所属する大団体です。

現在、韓国では患者数 (すでに先週初めに対し8倍近くまで急増) が更に増加するのではないかという懸念が高まっている。現在、6,037人が検査を受けているとことで、そのうち1,250人以上の新天地教会の会員メンバーがコロナウイルス感染の可能性を報告している。

いま同教会が注目の的になっているのは、感染経路を追っていくことで、感染源と思われる一人の会員にまで遡ることができるためである。それが「患者番号31」という、新天地教の熱心な信奉者である61歳の女性である。

はじめ、女性はウイルス感染ではなく、交通事故で病院に入院した。入院4日目に発熱がみられたものの、女性は海外旅行経験もなければ、感染患者との接触もなかったため、コロナウイルスの検査を拒否した。月曜日にようやく検査を受けると、火曜日には陽性の結果が出た。感染が判明するまでに少なくとも四回は病院を抜け出し、1,000人以上の人と接触していた。

疾病管理本部の分析によると、新天地教が行う礼拝によって、信者たちの間にウイルスが広がった可能性があると考えられている。

その礼拝のやり方とは、一列に並んだ会員たちが膝を床につけて祈るというものなのだが、その間にマスクをしたり眼鏡をすることも許可されていないのだ。

患者番号31の件が世間に知れ渡った後、同教会内でのSNSメッセージで通達をもらった会員がいたという。それによると、「これからは小集団で布教活動を続けることと、公衆衛生当局から勧告があった場合は教会への所属を拒否するように」という指令があったそうだ。

しかし、教会は後にこれらのメッセージは指導者からのものではなかったと主張し、メッセージの出どころであった会員を罰すると報告した。また、教会の指導者たちは政府の検疫に全面的に協力していると主張し、礼拝サービスはオンラインで提供する間に全国74カ所の教会をすべて閉鎖するという方針を明らかにした。指導者である李氏も参拝客に向けたメッセージで、政府の指示に従うこと、集団で集まらないことを会員たちに勧めた。

「この病気は、新天地教の急成長を食い止めようと必死になっている悪魔の仕業です。」と同氏は話している。

このような指示を受けたにもかかわらず、まだウイルス検査を受けていない約700人の新天地教会員が多く、彼らの所在を突き止めるのに苦労したと、政府は伝えている。

というのも、多くの会員は批判されるのを恐れて、会員であることを秘密にし、名乗り出ないことが原因だと言われている。

政府も、患者番号31号がどのようにコロナに感染したのか探っているところだが、チョン・ウンギョン疾病管理本部長は、同教会が勧誘活動によって東北部の中国人たちを韓国に招き入れたのが原因だと断定している。

同氏はまた、同教会は病気の最初の発生地である中国の武漢にも、教会を設立したという件についても調査を開始していることを明らかにした。しかし、教会は自ウェブサイトから武漢についてのすべての情報をすでに削除済みだ。

政府による感染者急増に対する抜本的対策

わずか1週間の間に確認された感染者が急増し、テグ広域市市民の間の懸念は深刻だ。感染を恐れるあまり、街からは人々が姿を消してしまっている。

これを受け政府は全国数千か所の公民館や保育施設を閉鎖することを決定。しかし、政府が行う最も抜本的な対策といえば、「屋外集会の禁止」であると言えるだろう。ソウルではそれくらい政治集会は盛んだ。丁世均首相はまた、近い将来には組織的な宗教活動をも禁止するという方向性を示している。

Korea Times誌によると、「政府は法と原則に則り、検疫の妨害行為や、医療品を不法に買いだめする行為、大規模集会で大衆の不安をあおる行為などに対して、厳正に対処する」と丁世均首相が発表したという。

しかし、この首相発表をもってしても大規模集会を阻止するには至っていない。ソウルの政治運動の中心地である光化門では、一部の保守団体が連日デモを繰り広げている。デモでは、現大統領の文在寅の退陣を求められている。(※保守派はコロナウイルス騒動以前からリベラル派の大統領排除を目標としていた)

デモの背景には、保健当局が明らかに事態に懸念を示していることと、それにも関わらず首相の発表の内容が最小限にとどめられていたためだ。現在、集会の主催者は最高約2,500ドルの罰金を科せられることになっている。

政府は、他地域へのコロナウイルスの拡散を制限しようとしている。現在、60万人いる軍人の中にも、症例が三件確認されている。3人の軍人はいずれも最近テグ広域市を訪れたり、駐屯していたことが判った。

これに対処するため、軍は3人の兵士と接触した全兵士を無期限に集団隔離することを開始した。

首相は、「これまではウイルスの水際対策に力を注いできたが、これからは地域社会で病気がこれ以上広がるのを防ぐことに焦点を移します」と述べた。

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