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2003年、NASAが木星に核爆弾を投下した疑惑

COBRAの2020年5月19日の記事「Dragon Endgame」で紹介された記事「Did NASA cover up an accidential nuclear detonation on Jupiter?」を翻訳しました。

※翻訳がお気に召しましたら記事下部からサポートのご検討をお願い申し上げます。


"中国本土からの別のドラゴン筋から伝えられたことによると、コロナウイルスが中国から除去されないなら中国の秘密宇宙計画を暴露するという彼らの脅しは成果が出ています。

現在では中国本土での日々のコロナウイルス新規感染者は10人以下です。

彼らは西側の同胞にも類似のアプローチを行って、西洋の秘密宇宙計画の機密情報漏洩を真剣に検討すべきだと提案しています。

クローン作成の研究所の暴露や、

NASAによる核爆発を使用した木星におけるネガティブな異常ポータルの設定などです。"


元記事

JANUARY 30, 2015 BY BRANDON

2003年の木星の黒点の謎

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1958年の設立以来、NASAは数え切れないほどのミッションを実施してきた…しかし、NASAは2003年に惑星間核兵器を使ったという噂は本当なのだろうか?

まず、証拠から話し始めよう。2003年10月19日、オリバー・ミッカーというアマチュア天文家が木星の低解像度写真を撮影したところ、木星赤道のすぐ南に巨大な黒点があるのを発見した。これほど大きな黒点を見て、木星で最近何か恐ろしいことが起きたことが予想された。

木星の黒点は2003年には原因不明のままとなった。その約10年前にシューメーカー・レヴィ第9彗星が木星に衝突したとき、木星上に黒点をいくつも作りだした。

もしこの火の玉が地球に衝突していたら、生命はすべて絶滅していたと考えられている。

ではこのような出来事が2003年の黒点の原因だったのか?米航空宇宙局 (NASA) も、宇宙行政当局も、本当は何が起きていたのかについてはコメントをしなかった。シューメーカー・レヴィ第9彗星よりも小さい彗星が木星に衝突したことは、確かにあり得る。これは、2009年にオーストラリアに住むアンソニー・ウェスリー氏が木星にまたも衝突により黒点ができていたことを記録していることからもわかることだ。違っているのは、NASAはこの時は公式声明を発表していたということだ。

なぜNASAは2003年の出来事には言及しないのか?何か隠していることがあるのでは?おそらく、実際に何か隠していると思われるのだ。そのことについて詳しく説明していこう。

NASAは核が大好き

核エネルギーは星間移動に非常に重要な役割を果たしている。地球を周回する衛星や宇宙ステーションとは異なり、外惑星への探査機は大量のエネルギーを発生させるのに、ソーラーパネルだけに頼ることはできない。したがって、NASAは探査機への電力供給のために放射性同位体熱電気転換器(RTG)を使用しているのだ。

RTGの利用は1970年代以降、パイオニアやボイジャーなどの有名な探査機から、カッシーニやニューホライズンズなど現在もミッション中の探査機まで、幅広く利用されている。

木星とのつながり

では、このRTGと木星での核爆発の可能性とは、どのように関係しているのだろうか。ミーカー氏が事件のほぼ1カ月前に撮影した写真に、その答えが見つかるかもしれない。9月21日、RTGが動力源の探査機ガリレオが役目を終え、最後に木星に突入させて処分するというミッションがNASAによって決定されたのだ。

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この破壊行為についても、一応もっともらしい理由がある。NASAは、木星を周回する衛星に宿っているかもしれない生命をこの探査機が汚染してしまう可能性を懸念していたとされている。当時の科学者も現在と同じように、衛星エウロパやカリストに大量の氷水が存在していると考え、生命の存在の可能性も否定しきれていなかったのだ。

このことを念頭に置いて、役目を終えた探査機ガリレオを「汚染を防ぐため」、生命がいないとされる木星に突入させたのだ。ガリレオは軌道離脱中に瞬時に塵と消えた。1995年に木星大気圏探査機を落下する実験があり、その時に起きた破壊とよく似ている。

本当にただの廃棄処分だったのだろうか?専門家の中には、放射性物質で木星が火の玉になるのではと警告する人もいました。エンジニアのJacco van der Worp氏はラジオ番組で、RTGが下層大気の強い圧力と大気に含まれる元素によって臨界質量に達する可能性があると警告していた。

核爆発の仕組み

「使用済みRTGは核兵器に転用できるのでは?」という疑問には、一言で回答することが難しい。核兵器の作成方法よく知られているが、それを複製するのが非常に難しいからだ。だが、核兵器の作り方の基本的な考え方を読むと、類似点があることが判る。

1945年8月6日に広島の上空で初使用された「爆縮アセンブリ法」は、RTGが木星に投下された際の環境をよく再現している。核兵器は強力な爆薬を使って、信じられないほどの圧力を人工的に発生させ、放射性物質を圧縮して核分裂を起こさせ、それが核爆発につながるのだ。

木星の自然環境でなら、核分裂を引き起こす圧縮に必要な圧力が用意されているのだ。太陽などはこの爆縮の仕組みによって輝いている。

しかし、ウラン238を搭載した探査機ガリレオが、本当にそのような兵器になり得るかどうかが一つの議論の課題となっているのだ。

探査機自体が核分裂反応を起こすことはないが、圧縮されるとウラン235になり、核爆弾級の「武器」になる可能性があるということだ。

木星に投下すればウラン235を作れるのか?その可能性は高い。兵器級ウランを生成するために人類が最初に発見した方法の1つは、「熱拡散」と呼ばれる現象を利用するというものだ。これで同位体分離を達成するために液体または気体となる過程で熱を移動させることで、ウラン235分子をより高温の表面に向かって強制的に拡散させる。一方で、ウラン238はより低温の表面に向かって拡散させることができるのだ。

その現象を起こすに完璧な条件が木星にはあるのだ。

何の変哲もない低い丘を大きな山に変える

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だが、仮に反応が実際に起こって放射性物質が爆発したとしても、このような黒点は生じないはずだと否定する声もある。実際その通りで、これにはTNT火薬100キロトン(広島で使われた爆弾の約2倍の強さ)が必要とされている。

では、この最初の小さな反応で、どうすればもっと大きな反応を生み出せるのか?答えは木星の雲の下に隠れている。この巨大ガス雲は、多量のトリチウムと重水素を含んでいる。

いずれの元素も、核融合反応を引き起こすに不可欠な元素なのだ。これはいわゆる「水素爆弾」の基礎原理であり、単純な核分裂性爆弾よりもはるかに多くのエネルギーを生み出す。


このように、木星内で最初の小さな反応が生成されると、核融合燃料によって、最初のものよりはるかに高い収率の爆発が生じる。史上最強の核爆弾と言われる「ツァーリ・ボンバ」も同じような原理を使っていた。木星の奥深くで利用できる十分な燃料を考えると、単純な核分裂反応がはるかに多くなったのはもっともらしい説明だ。

これは『2010年宇宙の旅』でも劇中に使用されている理論だ。しかしここで、「なぜこの反応によって木星のすべての燃料が発火して超大爆発を引き起こさなかったのか?」という大きな疑問が残る。そのようば爆発があれば、惑星一つを破壊するほどの超爆発となるだろう。

実はその答えは簡単で、「木星は核融合を起こすのに必要な圧力を維持できない」からである。このような反応を維持するのに必要な圧力を発生させるには、木星の10倍もの大きな質量が必要なのだ。そういった質量の星は「褐色矮星」と呼ばれ、最近になってようやく認識されるようになった。

したがって、ウラン235の最初の反応が消失すれば、その反応を維持する質量が足りなかったので大丈夫だったということだ。

ではなぜ、遅れて爆発が起きたのか?

核爆発に対する最後の障壁は、単純な時間の議論になる。探査機は9月21日に木星に衝突し、その場所に10月19日に爆発の形跡が現れた。つまり、ほぼ1ヶ月後のことだった。なぜ時間差が生まれたのだろうか?

大気の重要な性質の1つとして、大気密度が高いほど、物体が移動する方向への抵抗が大きくなることがある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%97%E5%8A%9B

つまり、ガリレオ探査機が木星の大気圏に突入する際、機体にかかる抵抗によって落下速度が低下するのは当然のことだ。科学者たちは、木星に 「コア」 があるのかどうか、あるいは密度が高すぎて太陽系内の普通の岩と同じくらいの硬さなのかもよく分かっていないのだ。

RTGが木星の深部に到達して超臨界質量に達するまでの時間を計算するための基礎として「ストークスの式」を使って答えを導くことができる。

V = (2gr²)(d1-d2)/9µ

V=落下速度(cm秒-1)、
g=重力加速度(cm秒-2)、
r=粒子と「等しい」半径 (cm)
dl=粒子の密度(g cm -3個)、
d 2=媒体の密度(g cm-3 (g cm-3))
μ=媒体の粘度(ダイン秒cm-2)。

すると、反応に必要な深さ、つまり探査機が投下されてから木星内部で核爆発が起きるまでの時間が、1ヶ月弱かかることがわかるのだ。

しかし、どうやって探査機のRTGキャニスターがこのような過酷な環境でこれほど長く耐久できたというのか?ガリレオの大気圏探査機は、160 kmの深さでは地球の23倍の圧力によって53分で破壊されてしまった。ガリレオからデータを引き出して分析すると、ウラン入りのカプセルがイリジウムで被覆されていることがわかった。イリジウムの融点が華氏4435度である。

さらにウラン入りカプセルは、華氏6422度に耐えることができるホウ素黒鉛膜に取り付けてあった。RTGに含まれる45kgのうち少なくとも10 kgは核分裂反応を起こすのに必要な量なので、膜をほとんど無傷のままにしておくことは理論上可能というわけだ。

これなら木星内の嵐の中でも、ウラン濃縮によって爆発を起こすのに必要な温度と圧力をキープできる。

それでもまだ信じられないなら

結局のところ、ここまでの議論は「仮定」シナリオにすぎない。「なぜそんなことが起きたのか?」信じられないという人もいるだろう。では宇宙ファン諸君には次の点に留意してもらいたい。

1.初の原子力探査機(原子炉搭載)である木星の氷衛星探査機が、ガリレオ計画の直後に計画打ち切りになったこと。

2.米航空宇宙局は、ガリレオの件以来、RTGの開発を事実上断念し、新しい型の探査機を投入している。

3.NASAは木星の氷衛星探査機にRTGではなくソーラーパネルを導入した。ちなみにこの型だと地球周回軌道上で受け取る太陽エネルギーの4%しか受け取れない。

4.ガリレオの後にRTGを採用した数少ない探査機に、冥王星に向かう 「ニュー・ホライズンズ」 があるが、これは巨大ガス惑星に衝突する危険性はほとんどない。

5.米航空宇宙局 (NASA) はガリレオの件以来、RTGの使用を大幅に抑制してきたということ。過去10年間、RTGを搭載して打ち上げられたのはニューホライズンズとMSLだけ。

6.現在もRTGを使用しているのはカッシーニだけ。ミッションを終えた後にどう始末するのかは未決定のまま。カッシーニの最初のミッションは約42カ月間の予定だったが、結局さらに10年間延長されることになった。

では、もしNASAが土星にカッシーニ探査機を投下すると決めたら、どうなるのか?土星でも同ように黒点が発生するのだろうか?誰かが不審な点を見つけても、今回もNASAはだんまりを決め込むのだろうか?もしかして、NASAは人類のほとんどが知らない、強力な兵器を作っていたのか。その上で、2003年に他の惑星に最初の核攻撃を引き起こしたのか。ここからは各自で判断してほしい。


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