日記【 心停止までの80年 】
ちくぅーーーっ
ときて
ビリビリビリビリ
いっ、いっったい痛い痛いたいったいったいったいぃぃ
とヒーヒー言いながら
庭仕事から家に逃げ帰る。
蜂に刺されたのは20年ぶりだ。
その時は運動会で刺されて、運営本部のテントの下、担架に横たわっていたのでよく覚えている。
数学の先生が口で毒を吸い出してくれた。
現在では禁止されている方法だ。
しかし尿をかけられないだけ良かった(まことしやかに信じられていた家庭の医学。ダメ、絶対)。
そういえば子供の頃、アブに刺された時は、庭のアロエを塗りたくられた。あれも、ちょっと潤うだけで、無意味らしい。
ところでアナフィラキシーショック。
蜂に二度刺されるとなるらしい。
しかし調べによると、ハチに刺されたときに抗体ができる人は10~20%
その内の20%が、2回目に刺された時に
アナフィラキシーショックを起こす可能性があるらしい。
けっこう選ばれし人だ。
私に抗体ができたかどうかは分からない。
血液検査で分かるらしいが、そこまでする気は無い。
むしろ死ねるなら本望だ。
しかし。
痛かったり苦しかったりはちょっとな。
手を刺されただけでアレなんだから
アナフィラキシーなんて
く、苦しい、早く死なせてくれぇぇぇ、だと思う。
重篤な場合心停止に陥るが、
そこまで15分かかると言うから恐ろしい。
心停止までの15分。苦しい。無理。
死にたい、でも死ぬのが怖い、と人は言う。
「死ぬのが怖い」には内訳があって
①死ぬまでの痛みや苦しみが怖い:87%
②死んだらどうなるのかが怖い:7%
③その他:1%
④無回答:5%
くらいなものなんではないかと思う。
や、こんなアンケート取ってないし
その他ってなんだその他って。
取ってもいないアンケートの結果を見るに
死への恐怖とは、「心停止に至るまでの痛みと苦しみ」に対する恐怖だ。
死んでいなくなる。それは怖くない。死は解放だ。
ただ、心停止に至るまでの苦しみ、死ねずに生きている間の痛みが恐ろしい。
「その痛みを乗り越えてでも消えてしまいたい」
それが本当の絶望なのかもしれない。
心停止までの15分が怖い、と思っているうちは
まだまだ絶望が足りないということだろうか。
絶望したいよね、87%のみんな。
(繰り返しになりますが、このようなアンケートはとっていません)
人生は、心停止までの80年。
苦しすぎる痛すぎる。早く殺してくれぇぇ
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忘れていたけど、ハチに刺されたっていう話をしていたのです。人生がどうとかを話したい訳では無かったのです。
ただ頭が連想ゲームをして
いつもこんな感じに話題が飛びますが何卒ご容赦くださいますようよろしくお願い申し上げ奉ります。
【もしもハチに刺されたら】
蜂に刺されましたら、針が残っていたら優しく抜き、
患部を強く絞りながら水洗いしてください。
毒は水溶性らしいです。
その後は虫刺されに効くと謳っている薬を患部に塗り、
あとは冷やしてください。
やばいと思ったら病院へ。
私の場合は、12時間くらいで全快しました。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
のがの
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