日記【お茶を買えばいいじゃない】

マイム、マイム、マイム、マイム、マイムベッサッソン

これを翻訳すると、
水、水、水、水、うれしいな
らしい。
小学生の頃、先生が
ミズミズミズミズウレシイナ
と抑揚なく教えてくれて、
全然嬉しくなさそうだなぁと思ったことをよく覚えている。
最近まで忘れていたのだが、
その先生は私に土下座して謝り、その年にどこかの小学校へ飛ばされて行ってしまった。
なんで謝られたのか、どうして離任してしまったのか、私は全く覚えていない。
ただ、その先生からは「姫、姫！」と呼ばれていたので
多分セクハラかその辺だったんじゃないかと思っている。

話が逸れた。

マイム・マイムは、キャンプファイヤーなんかで、若い男女が手を取り合って踊るあれだ(言い方)。
それはオクラホマミキサーだっけ？
奥ゆかしい日本人がなぜこんなことを。絶対日本の文化じゃないなと調べてみたら、果たしてアメリカの文化だった。歌詞の内容は旧約聖書の一節を表したものだという。
戦後、GHQが学校教育の一環として日本に取り入れたらしい。なんの教育だ、なんの。
プロム、という地獄の文化が取り入れられなかったのは幸いだった。あんなん日本だったら死者が出るぞ。

話がまた逸れた。

先日スーパーに行くと、
水があらかた無くなっていた。
いや、安い水だけが竜巻にさらわれたように忽然と消えていたのだ。
やはり、買い占めが起きている。
私は猫に飲ませる水(要軟水)が欲しいだけだったのだが、仕方ない、高い方の水を買っていくことにする。
その水にも、「一家庭１箱まで」と張り紙がされており、
なんだか、水を買うのが恥ずかしかった。

水もお茶もほとんど同じだ。大体同じ用途に使えるし。
お茶なんかそこに美味しいが加算されるんだからもうお茶一択でしょ！
マリーアントワネットも言ってたじゃないか。
水がないならお茶を買えばいいじゃない。おーほほほ。

…とはならない。わかっている。
そういうことじゃないんだよね。なんとなく、ね。

ウォーターサーバーというものがある。
ショッピングモールの入口なんかでしつこい勧誘をしているアレだ(言い方)。
いいものなんだとは思うんだけど、あそこまで勧誘されると
なんか裏があるんでしょ絶対
という汚れた大人の疑心暗鬼が顔を出す。
しかし今こそ、ウォーターサーバーだとおもう。
電気が止まったらおしまいじゃないかと言われる方もいらっしゃると思うがそれは違う。
あれは電気の力で常温の水をお湯と冷水に変えているだけで、
蛇口から出すことに電力は要らない。あれはただ重力に任せて出しているだけなのだ。
ウォーターサーバーの水を大量にストックしておけば
快適な避難生活を送れることだろう。
家が潰れなければね。
ウォーターサーバー勧誘の皆さんは、その辺を売りにして営業してみたらいかがだろうか。してるか。

この2日ほど、花の水やりが滞っていた。
花たちこそ、水が出なくなったら困るだろう。お茶だと枯れそうだ。なんとなく。

私だって困る。
花畑などと言っているが、野菜も育てており、
ホースを使って水やりを終えるのは一時間半後だ馬鹿野郎。
それがお茶になったらどうだ。2リットルペットボトルでちまちまお茶やりだ。何時間かかるんだよ馬鹿野郎。
水が出なくなったら、畑は私と花と野菜の死屍累々になることだろう。

ありがとう、水。

夜な夜な炎を囲み、
花と野菜と手を取り合ってマイム・マイムを踊っている人間がいたらそれは私です。
そっとしておいて下さい。

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

ありがとうございました。

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