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【日記】書くことは書きたいことと向き合うことらしい。

気軽に書こうと思ったnoteだけど、最初の日記は8月14日から書き始めて、公開できたのは翌日の15日の深夜だった。

たった1200文字なのに、時間をかけていろんなことを考えないと文章にならなかった。そんな自分の未熟さにしょんぼりしつつも、書き上げた文章は割と気に入っている。

このささやかな満足が私にはけっこう大きな変化だったりする。

というのも、正直に言うと私は自分の書く文章があまり好きではない。なんだか報告書のような硬い文面で、面白味を感じないからだ。

そんな自分を変えようと、以前にも精一杯あたたかみを意識した短い日記をnoteに投稿したことがある。

しかし公開して1週間も経たないうちに全て消してしまった。

なんだかえらくむなしい気持ちになったのだ。なんでそんな気持ちになったのか理由は自分でもよくわからない。

めちゃくちゃ人目を気にして書いたにもかかわらず、だれからも反応がなかったからか。あるいはそんな自分の浅はかさが文章のうすっぺらさに表れている気がして恥ずかしくなったのか。

とにかく私は自分の文章に耐えられなかった。

でも最近の日記はけっこう気に入っている。おそらく前と違って自分に向き合って書けているからだと思う。

実は最初の試みに失敗してから文章の書き方の本を読み漁った。いろいろ読んで気がついたのは語彙とか文章力とか以前に書くためには「書きたい対象のことを理解する必要がある」ということだった。

私の場合、書きたい対象は私自身になる。しかも感じたことや考えたこと。そういった自分の内側のことだ。

つまり文章を書くには自分が感じたことを、その理由を私が理解しなければならない。だが、これが思ったより難しい。自分のことなのに正直よくわからない。なぜだろうと考えていると答えが見つからないままあっという間に時間が過ぎていく。

今回の日記も18日から書き始めて、ここまで書けたのが20日の深夜である。あれこれ手を加えていたら21日の早朝だ。長い。長すぎる。もっとサクッと書きたい。

でもこの掘り下げていく時間が私は嫌いじゃない。少しずつ自分を知る過程は、むしろ楽しいとすら思う。

時間をかけた末に書き上げた日記は、人が読んでおもしろいのかはなはだ疑問だが私は結構気に入っている。

今はそれで満足している。
おかげで今回は一週間で消さずにすみそうだ。


ちなみに読み漁った中で参考になった本があるので何冊か紹介したい。

読むこと・書くことの両方で迷わないための指南書。シンプルだけど実践的なことがわかりやすく書かれている。中で紹介されるワークシートは使いやすくておすすめ。

文章を書くうえで基礎的なことを丁寧に言葉にしてくれている本。すっごい読みやすい。物語としても猫と少年の対話が面白いのでサクサク読めて楽しい。

書く人の多くがぶつかるであろう「続ける」ためのさまざまな問題に明るい文章でヒントをくれる本。読むと「難しく考えず、楽しんで書こう」という気持ちになる。

どさくさに紛れて私の本もドン!

自己否定をするノガミが自分と向き合うことで少しずつ自信を育てていくおはなし。考えてみれば、こちらもさんざん自分の内側を掘り下げて描いたものになる。

興味があればぜひ。
特に最後の!

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