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優秀とは、「人」を「憂う」ことに「秀でている」

今回は弊社代表の藤田に、会社のカルチャーや"人"の可能性に信じることの意味に迫りながら、会社の展望にも伺っていきます。

始めにちょこっと、弊社の羅針盤となるビジョン/ミッション/バリューを紹介させてください!

ピラミッド構造ではなく、左から右へ進んでいく。羅針盤に沿って進んだことによって、点と点だったものが繋がり、面になって実現していく。そんな想いが込められた一枚でもあります。

とはいえ、カタカナや英語だとなんだか小難しいですよね…。そこで、分かりやすく書き換えてみます。

みなさん、私たちの理念は"人"に焦点を当てていることをお気づきでしょうか。そう、地方創生や地域活性化だけが最終ゴールではないんです。

なぜそのような理念を掲げているのかご説明するために、弊社が大切にする「ヒトを創る」というテーマを掘り下げていきます。

それでは、here we go!!!!

失敗を恐れず、むしろどんどん失敗して学べよ!

-- 新しい会社の方針をもとに、どんなカルチャーを創っていきたいですか。

やはり”実践に重きを置く”ことや”挑戦できる場をスタッフに提供する”などの文化を大切にしたいですね。

行動や挑戦の結果、例え失敗してしまっても、その失敗が成功のプロセスになると思うんです。

過去の歴史や人の失敗から学ぶほうが身になることはたくさんあると思うんです。失敗から学習して、どんどん挑戦したくなるような文化・社会を作っていきたいですね。

成功パターンっていうものは表面的には見えてない組織の文化や社員の能力などが複数要素絡みあっているので、成功体験ばかりから学ぶのではなく、失敗体験を学習・分析していった方が身になりますね。ある失敗から学んで、何か作り出せたら、その失敗も報われるじゃないですか!

失敗を恐れない。本当にシンプルなことですが、それときちんと向き合えることで、自分と向き合うことにも繋がると思うんです。

出来ない、下手だ、ダサい、悔しい。

いろんな自分と出会い葛藤しますが、問題を正しく設定し軌道修正することで、人は学び成長していくのだと思います。

--とはいえ、失敗に対して前向きに捉えるのが難しい人が多いと思います。その点はどうお考えですか?

確かに、一度でも失敗して顧客や取引先などの信頼を失うと相手からレッテルを貼られて、リカバリーするのが大変なことは事実ですね。特に日本は他人に厳しすぎる気がします。

弊社では、場作りを非常に重視してますね。私がリスクを許容するし、何かあっても私の責任だから、思い切って挑戦・やりきって欲しいし、学べる失敗はどんどんしていこう!という感じにしてます。

上に立つものは器の広さが必要なんじゃないかと。

「人」の可能性を信じ、実践と意思決定の場を。

-- そんなNOFATEが社会に対して貢献できることはなんでしょうか。

「人」ですね。サービスや商品ではなく。

日本は、食料やエネルギーも自給率が低いため、創意工夫する「人」が資源だと思っています。だから中途採用や正社員だけでなく、若い大学生も積極的に採用してるんです。鉄は熱いうちに打て!ですね。早期から人に投資する、可能性を信じて任せる!これが大切ですね。

今後は小中高大まで関わるビジネスを創りたいと思ってます。

--「人」の可能性を最大化するために、どんなことを意識されていますか。

先ほども述べたように「場を提供すること」です。実際の動きのある現場から経験してほしい。仕事を一緒にやっていく中で、自分が現場で何ができるだろう?ということを実感し、学んでほしいです。

例えば、寿司職人は寿司を握るだけが仕事だけじゃない。お客さんに合わせた適切な会話が展開できる、そして握りやドリンクを提供するタイミングなど、寿司を握る以外の部分全て含めてプロなんです。

ビジネスの世界でも同じことが言えて、プロジェクトに参加することで見えてくることがあるんですよ。

あとは”構想より実行の部分が100倍難しい”ということを痛感して欲しい。アイディア自体にはさほど価値はないと思うんです。試行錯誤することで学べるもことはたくさんあるし、実行することで組織内やプロジェクトにおいて当事者意識を持つようになれると思います。

大企業に入っても若いうちはなかなか自分で意思決定する機会ってないから、NOFATEの”実践”の場で意思決定する経験をして欲しいです。「自分の得意技で世界を相手に勝負しよう」と。

-- 踏み出すのが難しいと思う人もいるのではないでしょうか。

そういう時はやらない方がいいのかなって。
実は、モチベーションややる気というものは存在しなくて、行動することでそれらが上がるって論文が出ているらしいですね。「モチベーションが上がらない」や「やる気が出ない」って根本的には行動したくないことを意味するらしくて。本当にその通りで、やりたいと思ったことはまず行動に移してみることが大事なんだと思います。

しかし、確かにインターン生にとってはハードルが高く、怖気付いてしまう場合もあります。そこはもちろん、場の提供とタスクの調整はしています。レベル1の主人公にいきなりラスボスは倒すのは至難の業ですから。

正直面接だけではその人が社内の文化や社風に合うかわからないので、一旦試用期間は一緒に働いてみるということと、ビジネスに正解はないので市場にアイデアをどんどん投げる貪欲なヒトを増やしたいんです。

過去、面接をした時の印象と実際一緒に仕事をした時のギャップがすごかった方がいて、壁にぶち当たった際どう対応するかは、実際一緒に働いてみないとわからないなと思うようになりました。

優秀は「人」を「憂う」ことに「秀でる」ということ

-- どんな人と働きたいと思いますか?

「明るい」「ポジティブに行動できる」「優しい」かな!

明るいってすごく大事です。サラリーマン時代にネガティブな人に囲まれて仕事した時があって、その時全てにおいてパフォーマンスが落ちてたから、ポジティブに行動できる人って最低条件として必要かなと思ってます。

あとは優しいの「優」って漢字は、「人」を「憂う」って書くよね。全てにおいて顧客視点・相手視点でビジネスできる人っていいよね。ほら、優秀も「人」を「憂う」ことに「秀でる」って書きますよね。

それに人の能力は3%しか違わないので、やっぱり採用時は性格や人格を重視しているかなあ。そうやって、一緒に働きたいと思ったメンバーに挑戦できる最高の環境を提供して、組織も個人も成長することを目指しています。

ちなみに以下、2020年に掲げた意気込みも共有しておきますね。(プレスリリース:PR Timesより引用)

「世界で最も影響力のある100人」に30人輩出できる組織をつくっていくために、走り続けます!

"NOFATE Fields" 日本から世界へ。そして世界から日本へ。

世界に大きなインパクトを与える人材発掘・育成を手掛け、2040年版TIME誌「世界で最も影響力のある100人」のうち30人が選出される組織にしていきます。日本から世界へ。そして世界から日本へ。日本起点でビジネス、スポーツ、アートなど様々な分野で世界に誇れる人材を!

NOFATE Fieldsとは?

NO FATEは、アーノルド・シュワルツネッガー主演のターミネーターシリーズに再三出て来るキーワードであり、弊社の会社名にもなっています。
全文は、"The future is not set. There is no fate but what we make for ourselves."であり、日本語訳は、"未来は変えられる。運命なんてものはない、自ら作り上げるものだ。"になります。

日本が世界に誇る天然資源は、現場の燃焼力だと感じています。かつてないほどの不確定な未来が待ち受ける中、今の我々には一体何ができるでしょうか。「こうしていくんだ!」という覚悟と意志である戦略がこれまで以上に必要な時代となっています。

NOFATE Fieldsでは、冒険心や創造性をもちながら挑戦することができ、個々の持つ能力を徹底的に磨き上げ、世界で活躍できる人材育成を行います。そのフィールドは職人、政治、芸術、スポーツ、社会貢献、ビジネスと幅広いものになります。アメリカ・TIME誌が毎年発表する「世界で最も影響力のある100人」に30人を輩出するような組織を目指しています。

NOFATE Fieldsの特徴

まず入会条件が3つあります。

・入会時に小学生から高校生が対象
・親や関係者は、多少苦手なことでも寛容であり続けると誓約
・定期的に想い、行動を発信する

1つ目は、対象年齢があることが特徴です。性格や行動特性は幼少の頃から形成されていくことが多く、人生の早い段階から一流のものに触れ、広い世界観の環境に身を置くことで研ぎ澄まされた考え方・感覚を養っていきます。

2つ目は、多少苦手なことがあっても周囲は目をつむる文化にすることです。人間誰しも得意不得意があります。不得意なことに目を向けるのではなく、得意なことに目を向け伸ばしていける空気感がとても大切だと感じます。

職人でいえば小学生や中学生であってもインターンシップという形態ではなく、社員と同じように戦力として制作丸ごと任せる。そこで本人の特性を見極め、個々の持つ得意な分野を集中的に行ってもらうような形です。給与はないけど、企業は場を与える。小学生起業家が沢山出てもいいと思います。
ここで大切なことは、日本人に限らず世界で活躍するマイスターと打ち合わせをしたり、出張に同行したりすることで広い視点を持った考え方を身につけることです。

そして最後に、定期的に想い・行動を発信することです。
想いや行動を発信するにはそれなりの準備が必要です。また想いだけあっても行動していなければ継続的に発信することも難しくなります。
自分の行動に責任を持ち、覚悟を持って望んでもらうために発信は必要なことです。但し年齢が若く敏感な時期でもあるため、周囲からのネガティブなコメントはAIなどの技術でブロックされる仕組みになっています。

なぜ場が大切なのか?

NOFATE Fieldsでは各地域での場づくりに力点を起きます。
良い地域には「良い仕事の場」があります。そのほかにも良い自然風土、居住環境、文化、仲間、学びの場があります。

仲間とは互いの様々なことを理解し合うことができる関係が良い仲間で、気の合う人だけと付き合えばいい訳ではありません。
互いのさまざまな背景やハンディ、欠点や長所、そして日常を分かり合うこと、それが仲間づくりです。

学びの場は、単に知識だけでなく、作るため、生かすための学びです。例えば、地元にある資源を活かしてエネルギー供給源の新たな仕組みを作ることや、介護負担が少なくなるような根本解決策を生み出すなどです。

このような場を全国様々な地域で実現し、世界をリードしていく人材を生み出していきます。


執筆:Storytellerこと、南條佑佳

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