地面が口を開いたぞ!
「地面が口を開いた」
語り部は当時の自然災害の生々しさを伝承してくれる貴重な存在だ。
関東大震災を経験した人生のはるか大先輩が、そのように表現されていた。いま都会ではどこもかしこもアスファルトやコンクリートに覆われた地面だから気づきにくい。
しかし、この地面の下には、想像できないようなエネルギーが流れているのだ。一度この地面のエネルギーが放出されると、間違いなく口を開くだろう。人や乗り物、建物とありとあらゆるものが飲み込まれるだろう。
そして、次に津波。
波高5mの海面上昇であっても東京湾の堤防を簡単に乗り越え、0m地帯に海水が侵入してくる。
河川は逆流し、上流の内陸部での津波被害も想定される。
地下街や地下鉄も甚大な被害に見舞われてしまうだろう。
都市化され見えにくくなってはいるが、我々は自然の中で活かされている。
サバイバルで生きていくしかないのだ。そして一人でも多くの人々が救われるように、過去の事実を教訓として生かしていくことが大切である。
津波てんでんこ
地震だけではなく津波や火災、あらゆる災害時の備えに経験した人が体験談として語り継がれる事は大切だが、生きる証人が高齢化により減ってしまっている。
どうしたら伝承していけるのだろうか。
どうしたら、「こういうことを知っていれば」という後悔しない人を増やしていけるのだろう。
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