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植物は様々な姿で暮らしの中へ ~NARD農場レポート vol.3〜

NARD研修センターに戻ってからは、ランチタイム。
コロナ前のように、みんなでテーブルを囲んで・・・とはいかないけれど、お菓子を配りあったりして和気あいあいと。

余った時間は、先ほど摘み取ってきたローズを早速解体。
ガクなどを外して、花びらだけにして干していきます。

最初は花びらを傷つけたりしないように恐る恐る進めていた作業も、慣れてくると手際も驚くほど良くなり、だんだん熟練の職人のような手つきに。

ローズは洗濯ネットに入れて乾燥させます。徐々に職人の手つきに・・・。
花びらだけになった、色鮮やかなローズ。


その後も、どれだけ丁寧に品質へのこだわりを持ってハーブウォーターの蒸留が行われているかを蒸留室にて説明していただいたり、ラベンダーの摘み取りをしたりと、盛りだくさんの内容です。

ラベンダーは、乾燥させてポプリに。

 
最後は、ベルガモットミントウォーターで作るジェルローションや、ラベンダーとココナッツオイルの美容クリームのアロマクラフトも。

オイルとジェルとハーブウォーターで、保湿もできるローションを作る。


そして、この日は摘み取った花たちをどんな風に活用したら良いかも教えていただきました。
ローズジャム、ローズを漬け込んだ美容オイルなど、色々と教えていただきましたが、私はそのほとんどをワインに漬け込みました!

なるべく癖のない白ワインを用意。最終的にはローズの香りと味がつくので、安いもので大丈夫!
惜しげもなくローズの花びらを投入します。
半日少々で、こんなに美しいロゼワインに!

完成したロゼワイン、これが本当に美味しいのです!!

華やかな香りと共にローズ独特の苦味も少しプラスされて、ドライさとコクとが同居する、何とも言えないキラキラした味に。
これは、市販のロゼワインとはまた違った、生のローズを入れたことによる風味なのだと思います。

と、最後は結局アルコールか!という感じの締めくくりになってしまいましたが・・・

NARDの山梨農場。
それは、何度足を運んでも、毎回精油やハーブウォーターたちが、いかに丁寧に大切に生み出されているかを実感することができる貴重な場所です。
 
品質や成分にどこまでもこだわった、これらのものの素晴らしさを、これからもひとりでも多くの方々にお伝えしていきたいと改めて感じました。
また来年も、この素敵な光景をぜひ見に来たいと思います。

というわけで、2022年の山梨農場研修レポートは以上です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!


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