マウスコントロールを運動学から考える

割引あり

ご覧いただきありがとうございます。
今回「マウスコントロールを運動学から考える」ということで記事を書きました。
マウスコントロール、つまるところエイムに関して「脱力」であったり「持ち方」、「センシ」などなどいろんな言葉やアプローチがされていますが、関節の動きに注目した人が少ないと思いこうした形でまとめました。
この関節の動き、役割を知ることで今後「筋肉」、「持ち方」などなどの理解、応用に必ず繋がる内容になります。
是非気になった方はご購入いただければと思います。


人体構造と動きを知ることがなぜマウスコントロールにつながるか

結論としては関節が動くことで体の動きが生じるためである。
その関節を動かすために人は筋肉を使っている。

では自分の行いたい動きはどの関節のどういう動きなのか、その動かし方をするためにはどこの筋肉を使うのか。こういったことを知っているだけでも自分のマウスコントロールのエラーを見つけやすくなり、どのように改善すればいいか、といったところまで考えやすくなるだろう。

今回文章量をかなり削ったが得られる情報を自分の中に落とし込むまでには多少時間がかかるものになる。またここで記載した内容が絶対ではなく、ここからさらに自分の体に合わせた使い方を模索していくことが大事になる。

なぜ体の動かし方、使い方を知ることが大事か

マウスコントロールをするときに体のどこを使っているのか
センシによって各関節への依存度は変わるが、基本的には指先から肩甲骨まわりを含めた上肢帯を使ってマウスを動かしている。
そんなの知ってるよ!って人は少なくないと思うし、感覚的に理解してる人は多いのではないだろうか。
では各関節がどういう動きを担っているのか、いつその関節が動いているのかをはっきりと言える人はどれくらいいるだろうか?

スポーツに例えると分かりやすいだろう。
ボールを投げるだけなら誰でもできるが、投手として狙ったところに投げられる人はその内何人いるだろうか。
ボールを蹴ることは誰でもできるが、ドリブルをしてシュートを決められる人は何人いるだろうか。
動作自体はできてもその動作を最適化する精度を高めるという意味で体の動かし方、使い方を知ることは非常に大事なのである。

また体に負担のかかる動かし方を続けていたりすると怪我や痛み、違和感の原因となったり、調子のブレが大きくなったりしてしまう。

マウスコントロールを行う上で大事なのは筋肉?

ただエイムというマウスを動かすことに関して(やってる人もいるかもしれないが)かなり感覚的な言葉で説明している人が多いイメージがある。
力を抜け、このエイムをするときはこの筋肉を使うなどなど…
筋肉は関節を動かすためにあり、関節が動くことで初めてマウスの動きになる。つまり関節の動きをまずは理解しないと先に進まない。

具体例としては
肘を曲げるとき腕に力をいれた状態と抜いた状態、どちらが楽に動かせるか、といえば力を抜いた状態のほうが楽に動かせるだろう。これは肘の曲げ伸ばしという動きを、上腕や前腕の筋肉が行うが、その筋肉に力が入っているためである。
つまり関節の動きに関わる筋肉だから力を抜いておいたほうが動かしやすいというわけだ。

最近は脱力という言葉だけが一人歩きをしているのでなんでもかんでも力を抜けばいいと思っている人もいるかもしれないが、関節を動かすには筋肉に力を入れないといけない。大事なのは関節の動きに対して必要な筋肉に力を入れ続けない、ということであり、関節の動きを理解して初めて筋肉に目を向けることができることを知っておいて欲しい。

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