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つとめサン

こないだは、実家に帰ってきました。実家とは佐賀県。まっこと帰って、2年振りです。

私の母が、昨年末に関節の手術をうけ数ヶ月入院していたところ、退院を目前にして、院内のナンコロプラズマクラスターに少し巻き込まれてしもうたのです。よって、退院は爆延び。退院に合わせ我が家の姉弟は飛行機をとって迎える予定だったんですが、それはどうしようとなりました。

しかし、関東に散らばった姉と兄と私の3人が佐賀に一堂に集まるなどは稀なので、飛行機は維持しよう!という事になり、ぞろぞろと皆で帰郷しました。

その帰郷のよかったこと。帰郷はいいのヨ。

楽しかった。色々と「佐賀で見たいこと、佐賀で見たい家族の姿ベスト18」などがいっぱいあったのです。

一旦爆裂に離れてから見る佐賀県は風情がありますし、その佐賀県に姉や兄が旦那さんや彼女を連れて来るのを見るのは感慨なもので、これはきっと佐賀県でなければ成り立たないのかも。

佐賀県はのどかなところです。佐賀県!というだけあってあんまり差し障るものがない。でも、その差し障るものがないのが若者や血気強い人を羽ばたかせる理由でもあります。

うちの姉弟は福岡に生まれ、子供青春の半ばから佐賀に移住して育ち、それがやがて就職や、爆裂カブト虫の要領で去っていきました。そんな仲間がひとたび佐賀にイッキに集まること。すごい〜〜。

家族が集まるのは代えられないものです。

ですが、1番私が感じたかった嬉しみは。

関東で腰据えて働く私の家族を九州で改めて見ることでした。

それは何か?ブーブークッションみたいな加工臭い事を言った者有りかよ!関東にわざわざ散っているのを関東で集まるのもおつだけど、それが九州の、しかも佐賀に集まってよく見る?それは楽しいって。

そういうイベントも含めて九州や佐賀が大好きなんですよ。

まあこれが例え四国や最上川でも大好きであったろうけんど、とかく楽しいんです。

とみに関東で腰据えて働くっていうのは、偉業だと思います。敵や諸外国の多い。土地の高さや持ち合わせも必要です。それらを何ともなしに。

私の家族は強いなあって。

むろん私も10年東京にいます。でも私の場合はやってみたい事があるのと、就職ではなく適当なアルバイトとしての雇用形態であるので、生きるのに精一杯なだけでフーテンと大差ありません。

生きるのに精一杯と腰据えて互角に闘っているのとは別物です。

就職とは気高い闘いの一つで、気を抜いたら硬いムチでペシンだよ。大変なんです。

それを関東で生まれて普通然に構えてこなしている東京人・神奈川県民・千葉県民・埼玉県民(ほか色々)の人も益々に偉いです。

やっぱり普通然にやっているってのが肝が太えと思うんだよな。社会の闇であるとか、ブラック企業であるとか、残業代がどうとか談話は色々あるけれども、つとめている今の推進力、誇ってしかるべきでないでしょうか。興奮して喋ってしまうナ!

完全なる正社員で何の離脱もなく(愚痴をこぼすくらいで)働いている人、信じられないほど堅く強いのです。

でもそちら側に行ったら2度と好きな人生はできない。なのにこちら側に来る事もないんだから計り知れない尊敬です。

私は佐賀県に帰って感動的に同時に揃った大好きな姉兄の姿を目に見て、関東にたくましく生きる家族の強さを肌に感じることができました。

これは定期的にやらないといけないことだ。

東京は怖い街。でも家族も生きてると思うと一粒万倍楽しい。そういう得した気分です。


まっこと普通のことですが、兄の彼女さんも関東でばんばんと働くしっかりOLのかたでした。すごい善い人ですさまじい江口家感。

やっぱり弱音を言うなら、近い人がちゃんと社会で生きている人で固まっていると、フーテンの仲間が恋しくなるのが難点だよなあ。

寅さんは月3で柴又に帰って、タコ社長はそれを言ったら全日程終了が華。



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