小さい農家は「差別化」してはいけない
【連載】農家はもっと減っていい:大淘汰時代の小さくて強い農業⑨㈱久松農園代表 久松達央
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久松農園では、多くの人に売れそうなもの、をつくるのではなく、まず自分たちが食べたい野菜をつくり、それをお客さんにおすそ分けする、という順番でつくるものを選びます。
大根を例に取ると、最近では紫や緑色などの品種もポピュラーになり、マルシェなどではカラフルな大根を目にする機会も増えました。紫大根の生産者に美味しい食べ方を尋ねると、「ステーキ」との答え。大根ステ