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オリジナル曲/ファーストレター/ノダユイ

確かにそれは恋だった(ノダユイ)

00:00 | 00:00

作詞作曲:ノダユイ
MIX:クライム

今は亡き、祖母への想いを詰め込みました。
こんなにも笑顔や想い出は残ってるのに、まっさきに霞んでいったのは声だった。

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静かに眠るあなたを見つめてた
歪む視界に焦燥

熱を帯びてく瞼の奥の、奥

逃げるように
あなたの言葉すべて思い出していた


こんなにも鮮明に思い出せるのに
あなたはもう目を覚まさない

さよならの言葉を言えないまま
消えた温も

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「こんな夜はきっといい夢が見れるはずだ」

ぬるいコーヒー飲み干して
気の抜けたソーダみたいな欠伸

それはひとやすみの合図

小さく揺れてる カーテンを
ほんの少しだけ

捲れば広がるのは
シロップ垂らしたみたいな
オレンジがにじむ夕焼け

夢に落ちてくような
夢を見ていたような


不思議な感覚

カーテンは揺れる ふわり


今、僕の両目通って
広がるこの世界を

はて、どうしたら君に
まる

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「弱虫だから。君を目印に、僕は生きている。」

大切なものを
手に入れるたび僕は
何かを失う

そんなバカな錯覚と
いつも鬼ごっこしては
堂々巡りで

ほらね気が付けば僕はといえば
都会の真ん中で
臆病な大人になっていた

右も左もわかるようになっても
今日も明日も見えないでいる
迷子みたい 

気づけばいつも傍には


キミがいて 笑って ただ笑って
それが眩しくて 優しくて 愛しくて

だから

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「happybirthday!」


AM8時30分
天気予報は快晴で
最高の休日日和

鳴りだす携帯
液晶にはキミの名前
そうだ思い出した
約束は

8時

ろくな言い訳も浮かばなくて
ちょっと震えた声に胸が痛んだ
手をこする乾いた音

「どうせ寝てたんでしょ」って
あきれる言葉と裏腹に

きみが笑うから
優しい声で

急いで準備して
プレゼントをもって

なかなか上手くいかない
たくさん考えた

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「おはようって返してみてよ」

いつもより少し遅めの朝
せっかくの休日だから
君への「おはよう」は
もうちょっとだけ先送りにしよう

焦げ目のついたベーコンと
スクランブルエッグ
トーストを焼いたら
君を起こさなきゃ
ごめんね
一緒に食べたいから

(せーの)

もしもし、きこえていますか?僕です
できればそろそろ起きてほしいな、なんて
思っているわけですが
どうでしょう?

君と一緒にご飯が食べ

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「とっておきのランチタイム」


眠さピークでシャットダウン
ため息で始まるランチタイム


現在時刻をチェック
「まあ適当に戻ろう」


自動ドア開けば Ah 
楽し気なハイトーン
片手にはケーキボックス


焼きたてのパンケーキと
いれたてのコーヒーで
とっておきのランチタイム
僕だけのランチタイム


眠さピークでシャットダウン
僕だけのランチタイム

------

イラスト・作詞作曲:ノ

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「こんなのってないよなあ」

嫌な夢を見た気がした
寝覚めの悪い深夜2時
頬を伝う汗拭って
ため息 こぼれる

折角の日曜だった
それなりに満喫したんだ
おとといは定時で帰れたし

「また来ようね」って笑った君の
笑顔に癒されたことも


こんなのってないよなあ
等価交換なんてよくいうけど
ただの理不尽じゃないか
僕は望んじゃいないのに

脳みその馬鹿。

日が昇れば 
またくたくたの日常
繰り返

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「もしよかったらなんだけど」


震える着信音で目を覚ましたんだ
外はまだ眠る群青
ぎこちない呼吸音が耳元をくすぐった

わかってしまった
続くワードは、そう。

「もしよかったらなんだけど」って
それはキミの口癖
不安そうなか細い声で
言うんだろ

わがままなんていくらでも言って
照れ屋なキミだから
こんなたのしいことってきっとないよ

ショッピングだって、ランチだって
キミのしたい事一つ一つを

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#140字作詞x140秒作曲コラボ

「もう終わりにしようよ」

望んだ名前と違う
それだけで未完成品扱い
望まれないパペットは僕

助けてと手を伸ばせば返ってくるのはため息
もうお互い疲れてんだ

エゴで作られエゴで失敗作罵られ
望んだ未来と違う

それだけでゆるっと死ぬ
助けてと手を伸ばせば返ってくるのは呆れだ


もう終わりにしようよ
望んだ望まなかったステージ終演だ

望んだ名前と違う

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「こんな夜はきっといい夢が見れるはずだ」

一人きりの夜は
少しだけ肌寒いから
抱きしめるように眠ろうか

くぐもった誰かの歌声

静かな街に優しく響く
聞き覚えのあるフレーズ

でもなぜだか思い出せない
君なら、覚えてるのかな

ゆるやかに落ちていく
眠りのふちで
歌声だけが、僕にそっと寄り添ってくれる

こんな夜はきっといい夢が見れるはずだ

例えば夢の中で、また君に会えたら
何を話そうか

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