RHS Chelsea Flower Show2014 artisan部門に出た時の有田焼のスモールガーデン、SilverGuild準金賞を受賞した作品名ももちろんArita有田焼の再定義、と意気込んだものの、英国での評価は素晴らしいものでしたが日本では難しい評価をいただくことになりました。有田焼での珠玉古伊万里金蘭手様式の世界初披露。かなり美しいのですが、2023年に見ると面白みがないかもなって思ってしまうかも。それでも美しい感じで佇んでくれました。植木も柱も石も三・五・七という数字を元にデザイン。全ての意味を統合させることで日本的な美しさを説明しようという目論見は成功。水の中の陶版に金魚の絵を書いて、揺れる水面と相まって金魚が泳いでいるように見えます。有田で作られたものばかり。床に使われているタイルは博多駅で使用されたものを床用に再度焼成してもらったもの。テーブルも由緒ある焼き物です。笠木はしん窯さん。テーブルはヤマトクさん。良い思い出、として終わらせるのは地域のご先祖、関係者、後世へ申し訳ない。当時の有田の広報誌にも採用していただきました。佐賀県庁、有田町からもイギリスまで付き合っていただいたことがありがたかったです。