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【ことばの木】090. ある方向に向かって何かを投げた時に、ソレは影響を与え続けて巡り巡ってある時突然自分の背中の方から違う形になって返ってくる

どうも、はじめましての方と再来の方へ、たつのこ龍次郎と申します。

人の心に触れる言葉を紡ぎたい、そんな男です。

普段は何も考えてないフリをしているようで、本当に何も考えていません(笑)が、時々考えごとをするのです。

そんな考えごとの中から降って湧いてきたことば、本日ご紹介することばは、こちらです。

【今日のことば】

ある方向に向かって何かを投げた時に、ソレは影響を与え続け巡り巡ってある時突然自分の背中の方から違う形になって返ってくる

【ことばが生まれた時】
2017/08/11 に生まれました。

突然、彼のお母さんが倒れた。

恐らくそれに関連して、すべての光を遮られるような出来事が起きてしまい、失意の底に沈む若きRくん…彼はFacebookの投稿を通じて行き場のない哀しみをぶつけた。

その哀しみはことばの端々から伝わる…

ただ何もなかったようにスルー出来ず、何か掛ける言葉がないかじっくり考えて、彼にコメントをした。


『自分の無力感に打ちのめされる感覚は、どうやって振り払おうと今はなくならないかもしれません。

それは世の中のたくさんの出来事が、自分の意思に関係なく自分を包み込むからです。

でも、何も影響を与えられない訳では無いことを信じてください。ある方向に向かって何かを投げた時に、ソレは影響を与え続け巡り巡ってある時突然自分の背中の方から違う形になって返ってくることも多々あるのです。

人間は誰かと繋がっていて、勇気と元気と悲しみを分かち合うことが出来ます。

Sさんがいう通り、この世界は1人じゃない!』

【今、思うこと】

今、見たら何か声をかけようとしてるけれど、寄り添えていない言葉になってしまっていました。

目線が高いんだもの。


人がどん底に跪いている時には、励ましなど何の意味も持たないのかもしれません

本当は励ますことすら要らないのかもしれない…

もしも、彼のすぐ側で手を差し伸べながら言葉を直接伝えていたら…

『そんな言葉が欲しいんじゃない‼️』

彼はきっと、差し伸べた掌を強く払って、泣き崩れていたと思います。

彼は若くして独自の才能を感じさせる、クリエイターの片鱗を輝かせていました。


その頃の彼は『さをり織り』で、繊細で美しい沢山の作品を作っていたのです。

感性が豊かでなくては作れない作品の数々。

【布を織るのではなく、自分を織る】

まさに。


だから、私は彼にそんな言葉を掛けたのです。


あれから三年。
元気にやってるかな?

今もあの繊細な手織りに戻っているか、新しい自己表現を見つけていて、目をキラキラと輝かせていて欲しいです。

では、気にいっていただけたら、またどうぞお越しになってください。

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