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今週のニュージーランドの新聞記事より -ウエリントンの市長がADHDである事を公表


また週末がやって来ました。
今週の火、水は、CPSのトレーニングで朝3時から半日ウェビナーを受けたので
何となくその後ずっと、時差ボケ状態でした。笑
ちょっと良くなってきたのだけれど、また来週の火、水は同じスケジュール。

規則正しいスケジュールの大切さを感じます。

今日の新聞記事は
「ウェリントンの市長が、最近ADHDの診断を受け、それを公表した」というものです。
ADHDだけでなく、自閉症(ASD)の特質も多いという診断だったそうです。


以下が、オンラインで見られる、同記事です。

彼女にとって、診断を受けたことは、自分自身を知る為にポジティブな経験であり、また周りの人が彼女の事を理解する為にも有意義だった様です。

以前に書いたように、女性のADHDは診断が子供の頃にされない事が良くあります。

ニュージーランドの首都であるウェリントンの市長の仕事は、簡単なものではないでしょう。

私達が、問題行動を起こさずに色々こなしていくのには、自分のスキルレベルと、環境から要求される事のバランスが取れていることが必要です。

ここからは私の推測です。
多分、彼女は知能レベルの高い人であり、また周りに彼女をサポートしてくれる人がいる環境で今まできたのだと思います。
それで、今までやって来られた。

そこで、首都の市長という、多くの事が要求される仕事に就いた事で
そのバランスが崩れたのではないかと思います。

彼女の場合の問題行動は、アルコール摂取だった様です。
(これも公表されています。)

私も、彼女がこの診断や診断名を公表したことは、色々な面でポジティブな事だったと思います。

直接彼女と関係する、「彼女自身」や「直近の周りの人」だけでなく
ADHDという診断にネガティヴなイメージを抱いている人達、
また自分自身のADHDやASDをネガティヴな事としか捉えられない人達に
少し異なる視点を与えたのではないでしょうか。

ADHDの人達がアルコールやドラッグに依存するのは
私の患者さん達にもよく見られる事です。
(特に、未診断の人達。)

自分の強み、そして弱みを理解して
健全なマネージメント法を探っていくことは
ADHDの人に限らず、私達全てにおいて大切な事だと思います。

皆さん、良い週末を。




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