「ウェアラブルアート」って知ってますか?
皆さん,「ウェアラブルアート」って聞いたことありますか?
私が初めてウェアラブルアートと出会ったのは、2017年。何かの機会に「World of WearableArt Show ワールドオブ ウェアラブルアート ショー」
の宣伝を見た時でした。
これは私の住むニュージーランドで、年に一度行われるウェアラブルアートのショーです。
毎年9月から10月にかけて、首都のウエリントンで2週間ほどショーが開かれます。
観客動員数が60,000人以上。
こちらが今年のハイライトをまとめたリール。
かなり大掛かりなショーであることが分かると思います。
実は私は2002年からニュージーランドに住んでいるのですが、2017年のその時まで「ウェアラブルアート」という言葉は聞いたことがありませんでした。なので、日本に住む方々が聞いたことがないのは当然のことだと思います。
私は物を縫ったり作ったりするのが好きで、娘が小さい時は、彼女
の服やステージ衣装、またステージのプロップなどを時々趣味で作っていました。
中でも私が1番好きなのは、既成の型紙に沿って何かを作るのでなく、自分で新しい物をイメージし、それを何らかの方法で作り上げること。
ウェアラブルアートは、まさにそんな私にぴったりでした。
World of WearableArt ショーはコンペティションになっています。
つまりデザイナーが作品を作り、それを応募。その中から選ばれた100点強の作品がショーの舞台に登ります。
デザイナーといっても、その道のプロフェッショナルである必要はありません。デザインやアートと全く関係のない仕事をしている私でも、あなたでも、応募できるんです。
実際、作品が舞台になった人たち(ファイナリストと呼ばれます)の中には、私と同じように医者であったり、また学校の先生、ヘアスタイリストなど、様々な職業の人がいます。
もちろんプロのデザイナーやアーティストも多いです。
私が最初に応募した2017年のテーマの一つが「Red」。
その時作った作品がこれ。「Red Current」です。
(正直、何色でも良かったのですが。笑)
これが、ビギナーズラックで、思いがけなくショーに出る作品に選ばれました。
自分の居間で、マネキンに着せてチクチクとビーズを付けたりしていた服が、大きな会場の舞台で美しいモデルが着て動いているのを見た時の感動は、忘れられません。
ショーはコロナの流行った数年が中止になったのですが、2022年に再開。
今年2023年は1年おきにある「Bizarre bra (変なブラ)」セクションに応募しました。
日本の伝統工芸「手毬」の技術を使った作品で、タイトルは「Temari」(もうちょっと凝ったタイトルにしても良かったんですが。笑)
幸運にもまたショーに出ることが出来ました。
World of WearableArt show は、余りニュージーランド以外の国では知られていないと思うのですが、一応インターナショナルで、今年も23の国から作品が舞台に登りました。
来年2024年は、いつもの会場であるウエリントンのTSB Arenaで9月25日から10月13日まで開かれます。
アートやクラフトが好きなあなた。是非World of WearableArtに応募してみてはどうでしょう。
「いやー、そこまで時間や情熱は無いよ」というあなた。
ショーだけでも見るに値します。特に来年の秋頃ニュージーランド観光旅行を考えている方(ニュージーランドは春です)、是非ウエリントンのworld of WearableArt ショーを予定に組み込んでみて下さい。
新しい世界が開ける事、間違いなしです。
(勿論、保証はできませんが。笑)
「親も育つ子育て」を広めるために、私の持っている知識、経験、資料をできるだけ無料で皆さんに届けたいと思っています。金銭的サポートが可能な方で、私の活動を応援していただける方は、サポートをしていただけると嬉しいです。