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思いつきで始まった、富士吉田への16時間ショートトリップ

この旅は、1/13(土)東京での広告クリエイティブ講座の同窓会から始まった。懇親会が19:30に終わり、その時点で福岡に戻るのは不可能だった。
週末ということもあり、都内のホテルは高額。そこで、東京には泊まらず、別の場所へ行くことに決めた。
1月のこの時期、富士山を拝みに行くことを思いついた。SNSでよく見かける商店街を背景にした富士山の風景を実際に見てみたいと思い、調べてみると、山梨県の富士吉田市であることが分かった。
21時に新宿を出発する特急に乗れば、山梨県の大月市に到着できる。講座の仲間たちとの二次会を惜しんで、その夜は大月に向かい、東横インで一夜を過ごした。

新宿21:00発→大月着22:01着の特急で山梨へ

富士山駅へ

いろいろと調べてみると富士山駅と下吉田駅の間に訪れたいスポットがいくつか見つかったので、まずは富士山駅へ向かうことに。そこから下吉田駅に向かいながら、途中のスポットを巡る計画を立てた。
最初の目的地は、富士山駅に直結するQ-STAの屋上にある展望デッキ。屋上は静かで、外国人カップルが楽しんでいるのが目に付いたが、人も少なく周りは落ち着いた雰囲気。
そこからの景色は想像を超える美しさ。その日は、裾野から山頂にかけての富士山がはっきりと見え、富士急ハイランドも望むことができた。

Q-STAの屋上にある展望デッキ

富士吉田のシンボル、金鳥居

続いて訪れたのは、金鳥居というフォトジェニックなスポット。富士吉田市の中心部に位置し、国道137号線を跨ぐこの鳥居は、まるで額縁のように富士山を映し出す素晴らしい場所。
車や人の多さに苦戦しながらも、思い描いた通りの写真を撮るのは難しかった。

鳥居と富士山をうまく収めるのは難しかった

ついに憧れのスポット、本町通へ

次はいよいよメインの本町通だ。金鳥居から約1.2kmの距離を歩いて進むと、人々の数が徐々に増え始めた。目指していた撮影スポットは、すでに人でいっぱい。時間に限りがあるので、その場での撮影は諦め、代わりに近くの裏道へ。商店街ではないけれど、魅力的な雰囲気だった。

注目のビュースポットは人で溢れかえっていた
本町通商店街から1本裏道へ

初めての食感!吉田うどん

お腹も空いてきたので、食べログ百名店に選ばれたうどん屋さんへ。お昼前だというのに、店内はすでに活気に溢れていた。私が選んだのは、500円の肉うどん。馬肉とキャベツがトッピングされた一品。麺は驚くほどのコシがあり、出汁の味も新鮮だった。これが地元の人にとってのソウルフードなのだろう。(福岡出身の私にとっては柔らかいうどんがデフォルト)
この一杯を通じて、食文化の多様性を体験することができた。

地元の人たちから愛されるみうらうどん

地獄の後の天国?!新倉山浅間公園

お腹を満たした後、旅の最後の目的地である新倉山浅間公園へ。
398段の階段を登る小さな挑戦のあとに目の前に広がる景色は息をのむほど美しかった。五重塔と富士山のコントラストは、まるで絵画のような風景だった。
階段を登るのは大変だったけれど、その先に待っていた雲一つない美しい富士山の眺望は、努力が報われるものだった。もう一度登るかと問われれば躊躇するかもしれないが、その景色は忘れられないものになった。
ただ、その後の3日間は筋肉痛に苦しみ、少し…いや、かなり後悔した。

398段の階段を登る
登ったあとに出会える絵画のような風景

まとめ

山梨で過ごしたのは約16時間と短かったけれど、とても充実していた。
これまで富士山を近くで見たことはなかったが(飛行機の上から見たり、東京から運良く見れたりだった)、間近で見た富士山の迫力と美しさには圧倒された。富士山が多くの芸術作品のインスピレーション源となっている理由も納得できる。
次回はもっと長く滞在して、様々な角度から富士山を楽しみたいと思う。
筋肉痛は辛かったが、それさえも良い思い出の一部。日常を忘れさせてくれる素晴らしい旅になった。

後ろ髪をひかれつつ帰路につく

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