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現金が無い!KOREA TOUR CARD Tmoneyで完全キャッシュレス移動(ソウル18時間滞在記)

5日間の北京(で開催されたBIRTV取材)トランジットをへて、仁川空港往復と睡眠時間込みのソウル18時間滞在。

北京首都国際空港(18:30発)から仁川国際空港(21:40着)までは大韓航空KE860で移動。次のフライトは翌日仁川国際空港(16:05発)から成田国際空港(18:30着)のチェジュ航空7C1108です。

ただ、仁川空港から宿泊する江南(カンナム)との移動距離を考えると、ざっくり考えても片道1時間半、往復3時間は必要。帰りの仁川空港には2〜3時間前ぐらいには着きたいところですし、トラブルに備えて時間的な余裕を持ちたいところ。

そこで問題なのは現金(ウォン)をどのぐらい持つか問題。4年前にソウル訪れたときの残金は500ウォンしかありません(たぶん電車乗ったときにカードデポジットで返金された500ウォン硬貨のみ)。

まったく現金が無いのもアレなので、とりあえず帰りのカンナムから仁川空港までのリムジンバスが乗れるぐらいの現金(18,000ウォン)ぐらいは両替しておくか… と思い、仁川空港第二ターミナルの到着ロビーに出ると残念ながら両替所は閉まっています。

とりあえず宿泊するカンナムまで6703のリムジンバスのチケットは有人のカウンターでクレジットカードで決済して、どうしても必要であれば翌日どこかで両替すればいいか… と軽い気持ちでリムジンバスへ。

ところで、バッと写真を撮ったときに気がつかず、バスの時間が迫ってエスカレーターを降りているときに気がついたのですが、有人の両替所が閉まっていても真ん中の「セルフ式の両替機(SELF EXCHANGE ZONE)」でたぶん両替ができるんですね(真ん中の機械を良く見てませんでした)。

空港での両替レートはあまり良くないようなので、結果論としては空港で両替しないのが正解だったのかもしれませんが、この時はやや不安な気持ちでカンナムまで移動します。

やっぱり仁川空港へ戻るにはクレカだけでは難しそうなことに気づく

泊まったホテル(ドーミーインSEOULカンナム)については改めて別のnoteで書こうと思いますが、着いたのは24:00頃。チェックアウトは12:00なのでギリギリまで居ても12時間。

着いて早速スタッフの方に仁川空港へ戻る最適な方法を伺ったときに、時間はかかるけど楽に移動できる手段として渡されたのは(ドミーインSEOULカンナムの隣のノボテルホテルから出発する)6703リムジンバスの案内が記載された紙。

ところが「Payment for available to T-money, Cash」の文言があり、行きの仁川空港のときのように、帰りはクレカでリムジンバスのチケットを決済することは難しそうです(まあ、日本でもそうですよね…)。

リムジンバスではなく電車で仁川空港へ戻ることも考えますが、どうも日本のJRのようにクレカで乗車券を買って簡単に移動するのは難しそう。

とはいえ、T-moneyカード(日本でいうところのSuicaみたいなやつ)を近くのセブンイレブンなどで手にいれることができたとしても(=カード自体の購入はクレカで決済できるらしい)、カードにチャージするためのウォンがありません(=チャージは現金が必要)。

仕方なく近くのATMでウォンを手にする手段を試みますが、操作に不慣れなこともありうまくいかず、さらには翌朝どこかの銀行で緊急避難的に両替をしようと思ったところこの日は「日曜日」です。

土日や夜に空いている両替所を検索しますが、東大門か明洞あたりまで行かないとダメそう。両替しにいくにもそもそもウォンがないのでやっぱり電車での移動はできません。

KOREA TOUR CARD Tmoneyの存在に気づく

これは詰んだのでは…(最悪は両替所までか、仁川空港までクレカ決済でタクシー移動)と思い、試行錯誤とウェブ検索をして諦めかけていたところに、携帯電話研究家・山根康広氏の記事を発見。

NFCスマホならすべて対応! 韓国地下鉄にスマホと日本のクレカで乗る https://weekly.ascii.jp/elem/000/001/862/1862802/ @weeklyasciiより

韓国ではスマートフォンにアプリを入れて、日本のクレジットカードで料金をチャージできる交通系ICカードの提供が始まっていました。これを使えば韓国で現金不要で電車に乗れます

NFCスマホならすべて対応! 韓国地下鉄にスマホと日本のクレカで乗る https://weekly.ascii.jp/elem/000/001/862/1862802/ @weeklyasciiより

記事にも記載がありますが「KOREA TOUR CARD Tmoney」アプリの対応機種はAndroid 5.01以上、NFCを搭載しているモデルであれば利用可能。また、決済時(改札通過時も)にはデータ通信環境が必要です。

早速、サブ端末のAndroidスマートフォンLG G8X ThinQへアプリをインストール(残念ながらiOSは2023/08/31時点では未対応の模様)。そして、日本のクレジットカードを登録して20,000ウォンをチャージ。

翌朝、ご飯を食べに行くために(歩いても良かったのですが)一駅の地下鉄移動。ドキドキしながらKOREA TOUR CARD TmoneyがインストールされたLG G8X ThinQをかざすと… 無事に地下鉄のゲートが開きます!(良かった!)

これで仁川空港まで戻れることが確認できて一安心。

最終的には、ご飯はクレジットカードで、仁川空港まで戻る移動(リムジンバスではなく電車で)はKOREA TOUR CARD Tmoneyで決済することで、無事に約18時間のソウル滞在は完全なキャッシュレスで過ごすことになります(結局、手元にある500ウォン硬貨は日本へ持ち帰り)。

韓国へ頻繁に訪れる方にとってはすでにT-moneyカードを所有している人も多いのかもしれませんが、もし、T-moneyカードが無いならば、NFCを搭載しているAndroidスマホにKOREA TOUR CARD Tmoneyをインストールして利用したほうが(きっと)ものすごい便利です。iPhoneでも使えるといいですよね…

よくよく考えたら、ひとりで移動するソウルは2002年以来で、2011年と4年前は同行者がいたので不自由なく過ごせていたため、たった18時間であったとはいえ、今回のソウル滞在はとても勉強になりました。

できなかったことがたくさんあったので、なるべく近いうちに、クレカとKOREA TOUR CARD Tmoneyの組み合わせでソウル市内を改めて堪能しに来たいものです。

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