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プレゼンテーションのヒント

相手のために、自分の時間を用いる。何かを作るときは、入念に準備をする。
まず、何のためのプレゼンなのか。
将来 何をどうしたいのか。
相手 誰の向けたプレゼンなのか。
第一に 何を伝えるのか。一行で。何もかも伝えようとしないこと。

まず、メッセージを決める。このプレゼンを通じて、何を伝えたいのか。このプレゼンが終わった時に、聞いていた人たちがどうなっていてほしいのか。この会場を出た後に、どういう行動をしてほしいのか。これを一分以内で説明できなくてはならない。メッセージとはそういうもの。
伝えたいことを書きだす。
ノートや正方形の付箋などに、伝えたいことを書きだす。
続いて、順番を考える。
同じ情報でも、伝える順序によって効果が変わる。
スライドのテキスト。
スライド中の言葉は短めに。
3行から5行が適切。
読めない小さな文字は書く必要がない。
伝えたい情報、メッセージとして適切か。
図表を作る。
テータをテキストよりもわかりやすくするために図表がある。
データに適したものを。
比較なのか、数量の変化なのか。
図表のタイトルのつけ方。
単に「何々の動向」「何々の結果」とつけるか、「何々の動向は年々増えている」「何々の結果、人々の行動が変化した」とつけるのか。
スライドを作る。
構想ができたら、スライドを作る。
慣れないうちは、色数は写真やイラスト以外では、4色まで。しかも、白と黒を含めて4色まで。
目的に沿った色遣いをする。
光の表現では、現実世界との色の見え方が違う。色の三原色と、光の三原色の違いがある。
スクリーン上で見づらいため、黄色を文字で使わない方がいい。
特に黄色は注意(信号の話ではない)。スライドで、黄色を使う場合、黒い文字にハイライトとして使う場合は、効果的だが、黄色い文字は、見えづらいので使わない方が無難。背景が青ならば補色関係で非常に目立つが、ダサいのでやめた方がよい。
Visualtextも考える。Textもvisual。
Slideには、visual表現以外載せてはいけない。理解のための文字の羅列は、口で言う。
Slideとslideの間の「見えない接続詞」を考える。つながりがあるのか。飛んでいないか。逆に、slide中には、極力接続詞は省く。さらに副詞や形容詞もできるだけ省く。嘘くさくなるので。
駅に張ってあるポスターを意識してみる。あれ、よほど大きな文字で、2秒で読める長さじゃないと頭に入ってこないと思う。
プレゼンの本には、10秒以内とあるけれど、私は、2秒だと思う。2秒で頭に入らないスライドは、聞き手の注意が話者から離れてスライドに行ってしまう。さらに10秒以上だと、スライドから昼ごはんのメニューに飛んで行ってしまうだろう。
文字情報が多い場合のデザインと、少ない場合のデザインがあって、スライドは後者。
写真に文字を重ねる場合、重ねるのではなく、別々にする。
文字は白の上にのせるのが最も見やすい。
黒でなくてもよい。
デザイン
デザインの基本は、反復。整列。コントラスト。まとめて余白。
反復。デザインは、統一したものを繰り返す。
色。書体。文体。
整列。揃えるということ。行の頭。中央揃えよりも左揃えの方が読みやすい。
また、写真や図同士、写真や図と、文字を揃える。
コントラスト。文字の強弱。色の強弱。
まとめて余白。
同じ項目のものはまとめて、そのほかのものとの間に余白をとる。無理に埋めない。
特に、枠の内側にテキストが入っているときに、余白が狭すぎると、見づらくなる。


実際のプレゼン

機械ではなく、生身の人間が話すから伝わる。
大きなホールで行う場合も、聞き手のひとりとアイコンタクトを取るつもりで。個人個人に話しかけるように。
発表会などでは、どうしても「報告」になりがちだが、それにしても、その場にいる人たちに改めて伝えることにより、自分が伝えたがっていることに加わってもらえるように意識してみる。
プレゼンは、説明ではなく、共感。ある種のエンターテイメント性が必要。会議室ではなく、一種の劇場。観客が参加している感覚をもたらせるものを目指す。

参考図書
シンプルプレゼン ガー・レイノルズ , 日経ビジネスアソシエ
伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール
高橋佑磨 (著), 片山なつ (著)技術評論社


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