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【東京近郊みちしるべ】保渡田(ほとだ)古墳群

あくる日は、端午の節句である。
古墳を見に行く。

前橋まで行き、そこからバスに乗る。
市内を抜け、田圃の景色を見つつ、ふと、車内広告を見上げると、マナー広告の上に、展覧会らしきチラシが挟み込んであり、その前の方にもジャイアンツのチラシがなにかの広告の上に挟み込んである。

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なんだろう、これ。
窓の外は田圃ばかり。
小一時間ほど乗り、バス停に着く。
時刻表を見ると、2時間に1本しかない。

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今は1時過ぎである。反対側に渡って、帰りの時刻表を見ると、1時間半後にあるからそれに間に合わせるといいだろう。
片側一車線道路沿いには民家が並んでいたが、路地に入り、広い道に出ると、そこはまた田圃の景色であるが、木陰もないのでひたすら歩くのみである。

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20分ほど歩くと、保渡田(ほとだ)古墳群に着く。
博物館を見る。

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古墳と言うと、古代からの時の作用により、植物が繁盛しているものであるが、ここの八幡塚古墳は、当時の姿を復元している。
葺石で覆われ、周りには人物や動物の埴輪が囲んでいる。
こうしてみると、古墳は自然ではなく、人工である。
空は高い所に雲が流れているだけで、晴れ渡っていた。


古代の息吹を感じていようかと思ったものの、バスの時間が頭をよぎる。
写真を取り、別の古墳を見て、足早に戻る。
来た道を戻る。
10分前に着きそうである。
自分も計画的に行動できるようになったものである。


路地を曲がり、通りに出て、来た時と似たようなバス停の前で待つ。
しばらくして、先の信号を見ると、どうも見覚えがある。
見覚えがあるが、あの信号は、来た時にその向う側から来た気がする。
俄かに、このバス停は違うという事を知る。
乗って来たバスは巡回バスであり、今いるバス停は遠回りになりのである。
走って、来た時のバス停に戻ったが、バスの姿はない。
すでに10分過ぎている。
遅れていることもあるだろう。
それから30分待つ。
来るのは車ばかりが次々と来る。交通量は多い。
しかしバスは来ない。
次のバスはさらに一時間も待つのである。
こんな事なら、先ほどのバス停で遠回りで帰った方が良かった。
バス停にはベンチもない。近くに飲食店もない。コンビニさえない。
歩く人もいない舗道であるが、自転車は来るので、自転車が来るたびに民家の茂みに半分入り込むようにしてバスを待ち続けた。


5時近くになって来たバスも、やはり車内広告の上にチラシが雑に張ってあった。

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