ノクタジュール

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万年筆が好きでレビューやノウハウを公開してます。 ブログはhttps://noctazure.tumblr.com/ 連絡はnoctazureアットicloud.comまで。

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  • 万年筆ノウハウ

    私の得た万年筆関連に関する知見です。参考にしてください。

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    万年筆などの運用記録です。参考にして下さい。

  • 万年筆レビュー

    万年筆のレビュー記事です。購入の際の参考にしてください。

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万年筆のペン先を鉄ニブから金ニブに改造する為の記事

金ニブは鉄ニブとは「根本的に筆記体験が異なる」と表現出来る程書き心地が変わってくる(超えられない壁が有ると言うか)。 この記事を通じて多くの人に金ニブの良さを知ってもらいたい、海外製の金ニブの人にも日本製のキレのある書き心地の金ニブを知ってほしいと思っています。

    • 万年筆のペン先をモチーフにしたロゴ

      バルカ・デザインセクションのロゴ。バルカとは雷光の意味があるらしい。レイストームのバルカ機関という名前がかっこよかったので(ローマの宿敵、ハンニバル・バルカからですね。レイストームは古代ローマ辺りから名前を持ってきている)敬意を表して頂戴した。 万年筆のペン先をモチーフにしたロゴとしては人類史上最もかっこいいロゴだと自負している。 各所に黄金比などを取り入れ結構凝ったつくりをしている。 元々は「炎と血」というタイトルの手書きの作品で、ユングの赤の書の「一冊の本が、もし炎と

      • Venvstas カーボンT万年筆・レビュー

        円筒形のカーボン素材を斜めにカットし、ペン芯とニブを仕込んで万年筆に仕立て上げたシンプルな軸。 ニブはパイロット・EF14kニブ、インクはセーラーの極黒を使用。 カーボン素材は木目の様な模様が付いていて、光の当たる角度で色合いが変化し、見ていて飽きない。 手触りがとても良く、かなり軽く、同素材の専用ケースが付属している。 アウトライン: 構造は毛筆の様にシンプルで、カーボン製の筒と各パーツ接合用の金属パーツで構成されている。 カーボンを使用しているのでかなり軽い。

        • ワイスタジオ ポータブル万年筆 クラシック・レビュー

          シンプルな六角柱のソリッドなシルエットと天冠に空いたアタッチメント用の穴が特徴的な軸。 パッケージがかなり凝ってて豪華、ちょっと感動する。 実用的な軸なので細ニブのパイロットEF14kと顔料インク<ディヴァインシャドウ>を使用。 天冠のアタッチメントと頑強な銅製ムクのソリッドな六角軸が潔い、「ポータブル」の名に相応しい実用軸。 アウトライン: クリップが無く、代わりにアタッチメント用の穴が天冠に空いてるソリッドシンプルな六角柱は金属ムクで頑強且つ実用的。 軸径的には若干太め

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          エルバン スケルトン万年筆・レビュー

          インクメーカーとして有名なエルバンのスケルトン万年筆。 コンバーター付きで万年筆にしては超低価格なのでアイドロッパー化して使ってみる事にした。 ニブは使わなくなった海外軸の金ニブFを移植し(国産のF〜M位の線幅)、インクは同社のカーマインを入れてみた。 アウトライン: オーソドックスなシルエットでかなりセンス良く纏められている素晴らしいデザイン。 低コストで、ともすれば安っぽくなりがちな透明プラスチックの軸ながらオモチャっぽさは全く感じない。

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          ファーバーカステル オンドロ万年筆・レビュー

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          ファーバーカステル デザインシリーズ アンビション万年筆 ペアウッド・レビュー

          カジュアルな普通な感じの木軸が欲しく気になっていたファーバーカステル・アンビション万年筆。 ニブはパイロット・EF14kニブ。 インクは軸の素材に合わせて暖色系のディヴァインシャドウにした。 アウトライン: ストレートでシャープなシルエットの中細軸で、短めな金属製のキャップと木製の胴軸は、金属キャップを付けた鉛筆を思わせるカジュアルなデザイン。

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          ヤード・オ・レッド バイスロイ万年筆 ビクトリアン・レビュー

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          ファーバーカステル クラシックコレクション万年筆 エボニー・レビュー

          「ありとあらゆる伝説に巣食う最も恐ろしい存在が ——今微笑みながら陽光の下に姿を現し、両腕に信頼しきった人間の子供を載せ、黒檀さながらの威厳を持って立っていた。」 アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」より一部抜粋・要約 SF小説「幼年期の終わり」におけるオーバーロード・カレルレン登場シーンの影響もあって、木軸を買うならこれだなぁ、と決めていたファーバーカステル クラシックコレクション万年筆・エボニー。 ニブはデフォルトのEF18kバイカラーニブを使っている。線幅はパイロ

          ファーバーカステル クラシックコレクション万年筆 エボニー・レビュー

          ヴァルドマン セトラ万年筆・レビュー

          ハードな印象で渋いデザインの軸、ヴァルドマン セトラ。 パイロットF14kニブと自家調合インクの暗緑色、<ベルベットダークネス>で運用中。 頑強なボディと適度なサイズ、重さで使い勝手が非常に良い。 アウトライン: 軸の真ん中が括れていると言う、とても特徴的なシルエットのデザイン。 キャップを外すと胴軸のアウトラインがニブの先端に向かって収束してゆく鋭角なシルエットがかっこいい。 デザイン的にキャップが長いので、胴軸が一般的な長さに比べるとほんの少し短い。 キャップの格子模様

          ヴァルドマン セトラ万年筆・レビュー

          ラミー スカラ万年筆・レビュー

          現在の筆頭万年筆、Lamy スカラ。適度に重く適度に太い軸と、パイロットF14kニブ、自家調合インク<BBB>。 アウトライン: 全体的なシルエットはサファリにかなり似ている。が、素材はほぼ金属製なのでかなりずっしりした重さ。 持ち心地はちょっとしたステッキの様な、ソリッドで重量感あるエレガントな軸。 仕様: キャップは嵌合式。脱着の際は確かなクリック感とスムーズな脱着感が両立しており高級感がある。 クリップはバネ式。エッジが立っているからCP1程ではないが十分な攻撃力を

          ラミー スカラ万年筆・レビュー

          ラミー CP1万年筆・レビュー

          筆頭万年筆ラミー CP1。手持ちの万年筆の中で一番手がかかった軸。 <ブルーブラック>が良く似合う。 アウトライン: CP1=Cylindrical Penの名称通り円筒形の細軸と金属ムクのクリップのみという超シンプルな造形が美しい。 クリップは金属ムクでバネ式で、マットブラックの質感が手によく馴染む。 私のCP1は首軸をCP1 プラチナコートのものに代えて、その首軸の内部をドリルでくり抜いて、ペン芯と首軸インナーが入るくらいヤスリで拡張し、一般的な首軸ユニットを仕込める

          ラミー CP1万年筆・レビュー

          カヴェコ リリプット万年筆 ブラック・レビュー

          リリプット・シルバーの色違い、リリプット・ブラック。 私のリリプットの構成はシルバー同様パイロットのEF14Kニブとインクは暗緑色、<ベルベットダークネス>を入れて使っている。 概要: シルバーとの違いはグロスブラックの塗装がされているので表面がツルツルしているのと手触りが最初は冷たいくらい。ツルツルと言っても滑る程では無い。 素材は同様にアルミなのでシルバー同様カリカリと軽快に紙面に文字を刻むことができる。 その他基本的なことはリリプット・シルバーのレビューページの方に書

          カヴェコ リリプット万年筆 ブラック・レビュー

          カヴェコ リリプット万年筆・レビュー

          私が初めて手に入れた万年筆、カヴェコ・リリプット。<セピア>を入れて使っている。 ミニマリズムの塊のような一本。 アウトライン: 手のひらにすっぽり収まる軽量細軸コンパクトなショート万年筆。 最少構成単位で構成されたアルミ製のクリップのない円筒軸は持ち歩いての使用にほぼ特化されており潔い設計。 アルミの軸は金属製ながら温かみがあり手になじむ。

          カヴェコ リリプット万年筆・レビュー

          カランダッシュ エクリドールXS万年筆・レビュー

          使う前は華麗なイメージがあったが、実際使ってみるとハイマニューバな実用的ショート万年筆という印象のカランダッシュ・エクリドールXS。 アウトライン: 細軸六角柱でXSはキャップと胴軸が同じ長さ。真鍮ムクに銀メッキなので重い。 使い始めは軸がツルツル滑って使いにくかったがパイロット・カスタムの金ニブを移植してから使いやすくなった。 鉄ニブと違い金ニブのしなりがある程度筆圧を吸収してくれるからだろうか?線幅はF。 改造の際、ペン芯はそのままでも行けるけど、念のため同じ形状のモン

          カランダッシュ エクリドールXS万年筆・レビュー

          カヴェコ スペシャル万年筆・レビュー

          現在メインウェポンとして<ノクタジュール>を入れて使っているカベコさんことカヴェコ スペシャル FP。 個人的に万年筆は細軸が好きで、さらにソリッドな角柱の好みなデザイン。 アウトライン: 八角柱なので机の上でもコロコロしない、ストレートな細軸。と言っても鉛筆に比べると太く感じられるくらいの軸径。 所々のディテールはアンティークな雰囲気を醸し出している。 首軸はストレートな円筒でなくラッパ状になっており、クリップの無いキャップ同様デザインにこだわりを感じさせる。 塗装は半ツ

          カヴェコ スペシャル万年筆・レビュー