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【コロナ】PCR検査と抗体検査の違いって?

連日、新型コロナウイルスに関する報道を目にしますね。

そもそも『PCR検査』と『抗体検査』の違いってご存知でしょうか。

今回はその違いを簡単にご説明します!


■PCR検査

PCR検査とはポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の略で、ウイルスの遺伝子を増幅させて検出する方法です。

通常、鼻や咽頭から細胞を採取して検査します。


PCR検査は新型コロナウイルス感染症に感染しているかどうかの確定診断に用いられます。

つまり、PCR検査で陽性反応が出た場合=現在新型コロナウイルスに感染している。ということになります。


とはいえ、精度が100%ではないので注意が必要です。

・承認後当初は、抗原検査キットで陽性の場合は確定診断となる一方、陰性の場合は確定診断のために再度PCR検査が必要でしたが、調査研究の結果、発症2日目から9日以内の有症状者については、抗原検査キットとPCR検査の結果の一致率が高いことが確認されました。
そのため、6月16日に「 SARS-CoV-2 抗原検出用キットの活用に関するガイドライン」の見直しを行い、鼻咽頭拭い液による検査は、発症2日目から9日目までの患者について、検査結果が陰性でも確定診断が行えるようになりました。(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00132.html

■抗体検査

抗体とは、ウイルスを体内から除去しようと身体が作り出すたんぱく質です。

ウイルスが体内に入ってきてから数日~数か月して抗体が作られます。


抗体検査では、このたんぱく質が体内にあるかどうかを調べることができます。

つまり、抗体検査で陽性反応が出た場合=新型コロナウイルスに感染していた。ということになります。

また、PCR検査法では感染初期のウイルス検出が難しいと云われていますが、抗体検査では体内で生成される特定の抗体を検出するため、感染初期でも判定できます。


実例として、NYでは5月中旬の時点で検査人数の約20%の方に陽性反応がみられました。

これは感知されている感染者数の何十倍にもあたり、感染に気付いていない軽症者の方々が感染を広げ合ったということになります。

ニューヨーク州の感染者は16日時点で約38万5000人に上っているが、今回の結果を実際の州人口約1950万人に当てはめると、約260万人がすでに感染している計算となる。(読売新聞)https://www.yomiuri.co.jp/world/20200617-OYT1T50238/


■抗体検査の上手い使い方は?

無症状でもPCR検査を定期的に受けることができればそれに越したことは無いのですが、現実は難しいです。

そもそもの検査数の受け入れ態勢が不十分であったり、また発熱などの症状があっても保健所の判断が下りなかったり、また金銭的な部分だったりと様々な理由があります。


そこで、飲食店や会社の従業員の方々、またその家族の方に対する定期的な抗体検査が重要になってくると考えています。

万が一陽性反応が出てしまっても、
その時点で発症中であればPCR検査の実施や医療機関の受け入れを早くする理由の1つになりますし、
陽性反応を知ることで無用な感染拡大を防げるという大きなメリットがあります。


withコロナのこの時代、できる限りの対策で乗り切りましょう!

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【別記事】は↓↓↓
【コロナ】感染してるのに無症状って?
https://note.com/nocovid/n/naf39aea64f30