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【コロナ】感染してるのに無症状って?

新型コロナウイルスのニュースに必ずあらわれる『無症状者』という言葉。

感染してるのに無症状って?
知らずに感染源になる(なっていた)可能性も?

実際の日本やNYでの無症状者の例も踏まえて、見ていきましょう。


■新型コロナウイルスに感染しても無症状の方の割合は?

新型コロナウイルスに感染しても無症状である人の割合は、今のところ正確に分かっていません。

厚生労働省が無症状患者数に関する報道を5月時点でやめたこと、また、そもそも無症状の為検査を受けていない方がいることから正確な数値の把握が出来ないことが理由です。


一例として令和2年8月4日から6日にかけて、
フィリピンやブラジル、インドネシアなどから成田空港などに到着した男女11人が、空港の検疫所で新型コロナウイルスに感染していたことが新たに厚生労働省によって発表されました。

11名いずれも発熱などの症状はないということです。


上記の例から、日常生活の中でも感染の自覚のない無症状者が一定数いることが推測できます。



■無症状になる方の特徴は?

研究者による医療記録の分析によると、症状の現れ方を左右する要素として年齢が重要になってくるとされています。

しかし、若者の方が健康だからという単純な理由ではないといいます。

感染の入り口となるACE2というたんぱく質をより多く持っている人がより感染のリスクが高いと考えられており、
高齢者や肥満の方にその傾向がある事が分かっています。



■5月のNYでの例

無症状患者による実際の感染拡大の例を見ていきましょう。

5月1日~6月13日にNY州の住民1万2000人を対象に抗体検査が実施されました。

結果、抗体を持っていた人は全体の13.4%、NY市内に限ると21.6%だったことが判明しました。

NY州の感染者数は6月16日時点で約38万5000人と発表されていますが、今回の検査結果を州全体の人口に換算した場合、約260万人が既に感染していた計算になります。


このことから約221万5000人の方が、自身の感染を知りえなかった事、
それが感染拡大につながったことが分かります。

(引用元)https://www.nytimes.com/2020/04/23/nyregion/coronavirus-antibodies-test-ny.html


■大阪のライブハウスでの例

2月下旬に大阪市内のライブハウスでのライブに参加した方の内、2名の新型コロナウイルス感染が確認されました。

これを受け、市と府が連携し、ライブハウスの協力を得て、ライブハウス名を公表。参加者やその濃厚接触者に対して受信相談センターへの相談を呼びかけました。

結果、41名の感染者の発見につながったのですが、
その内12名の方は無症状患者であることが報道されています。


ライブハウスによる協力等があったおかげで、このような結果になりましたが、公表が無かった場合、さらなる感染拡大の可能性があったと考えるとゾッとします。。

(引用元)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2523-related-articles/related-articles-485/9757-485r04.html


■自分が無症状者の可能性も

上記のようなケースで、感染の自覚のない無症状者が想像より多くいることが分かりました。

抗体検査キットを使用することで、過去の感染の有無を知る事が出来る場合があります。

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