自己肯定感?悩んだら見てみて
先日、カードリーディングをご希望された女の子
「自己肯定感が低過ぎて恋愛がうまくいきません」
私の嫌いな相談内容です。
“も~そんなん知らんがな~” と本人に伝えた上でリーディングをしていきます。
結果は後程。
今日は自己肯定感という言葉は、むやみに使う必要が無いと考える私が「じゃあどうすれば良いのか」までを書きたいと思います。
自己肯定感あげなきゃ幸せになれない!嘘。
自己肯定感という言葉が流行って随分経ちますね。
なので、20代女子からよくこの言葉を聞きます。
「私は自己肯定感高いから」、「自己肯定感低くてダメなんです」
“どっちでも良いですよ”とお伝えいたします。
そもそもどちらでも良いし、そこ、悩むところじゃないのよ。
ちょっと待った!その低さズルいわ。
自分の良いところが無いんです
「私なんて…」悲劇系ヒロイン女子。
リーディングして、こちらが何を言っても「いや私はちょっと…」と言ってくるんですよね。
そんな時は、リーディングをストップします。
〈あなたは〇〇で、◎◎すると良いですよ〉なんて伝えても、相談者さんの心に入っていくことは無いから。
本人は氣付いていないので、
まず「いやちょっと」となる原因を知っていただきます。
かく言う私も実は自己肯定感ゼロ人間でした。
でも、実は私も《それ》が低いを通り越してゼロでした。
「何で生かされているのだろう?」そんな思いは、幼少期から。得意なことは無いし、容姿にも恵まれていない。性格が良いわけでもなく、人から必要とされていない。
相当ひねくれていますよね。悲劇のヒロイン妄想です。
でも、それなりに楽しく生きてました。何かハードルにぶち当たった時に「どうせ私なんか…」が発動するんですよね。
出来ない理由を受け止めず「私なんて」という言葉で逃げていたんです。
自分を守りたい!それが原因
人間って動物的にはとても弱い生き物です。
一人の力で生きられないし、服着なきゃ環境に耐えられないし、その辺にある動植物を食べてたら病院送りです。
昔々なんて、他の動物に喰われないように怯えて生きていたし、疫病が流行れば村ごと全滅みたいなこともあるし、村と村の紛争で殺されちゃうことも多々。
生きているだけで、危ないことだらけです。
なので本来人間は誰でも
周りのリスクに敏感で、自分を自然に守れるように遺伝子レベルでインプットされているんです。
「どうせ私なんて」思考が出てくると、何か自分にリスクのあることをやらないで済むんですよ。自分を守れるんです。
そう!自然なことなんです!!
恋愛に奥手なのもそう。
「私なんて○○できないから、やらない」
自分が行動したことが原因で、失敗することが無くなるの。相手のせいに出来るの。そして《それ》が低いせいに出来るの。
それが原因だと分かって「いえ私変わりたいです!」となる場合は次へ進みましょう!
自分を堕落させてみる
堕落って言ったら、言葉が悪いと思います。
でもそれでOKです。
自分を可愛がってあげるんですよ。
いえ、自分可愛くも無いし…もうダメなので。
誰しも自分が可愛いという感情はあるはず。だって、そうじゃなきゃ今のあなたは自分のためにこの記事を読んでいるはずが無いから。
プチギフトは私のため♡
さて、具体的に何をするかというと
・週に一回でも自分だけのために、とっておきのスイーツ(おつまみ)を買って、ゆっくりお茶(晩酌)をする時間を取る。
ここで重要なのが「これで良っか」ではなく、いつも買わない特別なものを選ぶこと。誰かのプチギフトにするようなものを自分にあげるんです。
至福の時を味わってください。
たまには良いじゃない。適当なもの食べてるんじゃ無くて、自分を大事にしてあげましょう。
・月に一回でも自分の接待をします。
至福の時を味わってください。映画を楽しんで、美味しいランチを食べて帰ってくるでも良い。マッサージや温泉で身体を癒すのでも良い。
ちょっとニヤっとしてしまうプチ贅沢を自分にプレゼントしてください。
出来ることを増やす
自分を褒める「自分、褒め褒めノート」を毎日書きましょう。なんて方法も聞きます。とっても良いです!小さなことでも自分を認めてあげることって大事。
それ自体が億劫でやりたくない。または、何だかヤル気が起きない。
そんな人もいますよね。
そんな方は、シンプルに出来ることを増やしてください。
そして得た知識や技術を、誰かに教えてあげたり、共有してあげてください。ここで「いや、私なんて極めてもいないし…」とか、心の声が出てきがちですが、それはそれでOK!
そんな思いを秘めたままでも、やってみるのが大切。ちょっと勇気がいります。それを乗り越えられれば最高!
やってみれば意外や意外。人から感謝される感じに驚きます。
追記:息子(12歳)が昨日やって面白かった方法をシェアします。
ネパール人の人が経営しているお店で「ありがとう」をヒンディー語で言わせました。突然の私の思いつきです(笑) スマホで調べて少し練習して、いざ店員さんの元へ。
THE消極的息子は、モジモジして中々言えず大変でした。でも勇気を出して、ちょっと引きつった笑顔で振り絞った「ダンニャバード」という言葉。それを聞いた、店員さんが驚き一瞬硬直。次の瞬間、歓喜の表情で思わず「ありがとー!ダンニャバード!ありがとうございますー」と言ってくれました。
彼は伝わった喜びと、喜ばれたことへの驚きと感動で少しの自信を持ったようです。次回お店に行くまでに、いくつか単語を覚えていくそうです。
そんなのでも良いと思います。
頑張って上げる必要がない
結局《それ》が高いとか、低いかとかでは無く、自分が自分を大切に出来るのが大事。
徐々に自然に自分を可愛がれるようになって、小さな成功体験を積んでいくことで自分を認められるようになる。
その結果、いつの間にやら自己肯定感が上がってた。
そんな形で楽しくなっていくのが自然で、良いと私は思うわけです。
最初の占いの結果
相談者も、お相手も自己肯定感低いタイプでした。
そんな二人、関係を続けるにも自信が無くて、お互いが好きだけれどモヤモヤした状況。占うまでも無いと思ったのですが、予想通り。
二人はお互いをリハビリの相手に選んだようです。自分たちの痛みがお互いに分かる。触れたくない部分を感じ取ることの出来る相手です。繊細な距離感がずっとある状態が不安になっていたようです。
良い意味では、お互いを尊重しあえる。悪い意味では、本音を隠している。
まだまだお互いを大切にし合う練習の段階。モヤモヤはすぐに解決しなくて良いので、受け入れてください。この話を二人でしてみてください。
大丈夫。二人は繊細なだけ。ちょっとゆっくりなだけ。焦らないで。
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