黒の服に違和感を感じ始めたあなた。最高の状態になれます
私はアパレル会社の企画をしていたことがあります。
都内だとルミネなどに入っている、トレンドを抑えた20~30代の女性向けのファッションブランドです。
企画の仕事は、多岐にわたりますが主にデザインを行います。
ゼロからのデザインではなく、世界のファッショントレンドから日本に合ったデザインをデーリーユースできるように、リデザインしていく感じです。
今日は、自分に合った色遊びの方法について書きたいと思います。
日本人は、制服が好き
学校の私服化が進んではいますが、まだまだ学生は制服を着るのが一般的な日本。
制服は、白・黒・ネイビー/ベージュ・カーキ・ブラウン のように、ベーシックなカラーを貴重に作られていることがほとんど。
制服にはメリットが沢山!
・朝着て行く服を選ばなくて良い
・格差が目立たない
・個性が目立たない
・一目で、どこに所属している人間か分かる
沢山の選択肢があるこの世界で、選び疲れをしている人が多いですよね。
そんな時、制服があるだけで、ちょっと氣がラクになると思います。
大人になっても制服が好き
そして、その学生たちが成長して大人になり、着ている服もやっぱり制服カラーですね。
スーツは自分で選べる制服。
私服の時も、ベーシックな洋服でまとめている人のなんて多いこと!
さらに愛車の色も、白・黒・シルバー 安定感が凄まじいです。
アパレルの会社で働いている時、作りながら何が売れるかもう分かっています。カラフルなものより、着回しの効くベーシックカラーの無地のもの。
それは、渋谷の店でも、下北沢の店でも、新宿でも同じ。
皆、商品を選びながらも、無難なカラーを選びがちです。
制服カラーのススメ
無難なカラー、無難なカタチ、雑誌に載っていそうなもの…
オシャレって言われるだろうと思うトレンドのカタチ。
これを選んでいたら、とりあえず安心です。
指をさされてヒソヒソ話しをされる心配はありません。
先輩やお局さんに、嫌みを言われることもありません。
でも、よーく感じてください。
その服「お氣に入り」ですか?
こんまりさんが言っていますが「トキメクものに囲まれた暮らし」ってとても幸せだと思いませんか。
自分らしい色選び
・TPOがありますし、会社では派手なカラーはご法度です。
・色の合わせ方が分からないんです。
・自分には難しくて無理です
店頭に立つと、いつもそんな言葉を聞きます。
そんな方は、ほとんど全身制服カラーなんです。
とっても魅力的な人なのに・・・なんて勿体ない。
そんな方には、色遊びの練習をお手伝いしていました。
さあ、少しずつ慣らす練習をしていきましょう!
レベル★☆☆:小物で色を入れる
まずはピアス一つ、お財布一つ、名刺入れ一つ。
目に付く小物、鞄の中の小物から好きな色を入れてみてください。
日常で目に触れるカラーが多くなると、色に対しての抵抗感が下がっていきますよ。
レベル★★☆:オフの時の服を変える
オフの時の小物にカラーを入れましょう。
洋服はベーシックカラーの方が、着回しも利いてラクだという方も多いですよね。私もこれに同意です!少ない服を楽しむのであれば、特にそう。
カラーを入れるのは、靴・鞄・アクセサリーなどです。
私はよく、ユ〇クロの定番Tシャツorブラウスに+チノパンのようにシンプルな装いの日が多いのですが、ファッション雑貨にカラフルなアイテムが足されるだけで、一氣に褒められる回数が増えるんです。
レベル★★★:仕事着に遊び心を入れる
本当は、明るい色が好きなのに仕事の時はしっかり染まっている。そんな人は、いきなり変わるのでは無く、少しずつ色アイテムを増やしてはいかがでしょう。例えば、ブラウスにカラーを入れてみる。カラーストーンのネックレスに変えてみる。ベルトをカラーのものにしてみる。ピアス・イヤリングを可愛いものに変える。
練習が終了すると…
自分に合った、色の取り入れ方が分かるはず。
そして黒を着なくなる人がとても増えます。
私にも、全身黒になってしまう時期があったのですが、年を重ねるうちに黒の色がもつ重さが合わなくなってきました。特別な時に着る黒は良いのですが、普段着に黒を着ると感情が平坦になる氣がします。よく言えば冷静。
制服カラーより先に、色物に手が伸びるようになってきたらもう次のステップ。多色使いと柄合わせが出来るようになってきます。
着るものって、自分の氣分を変えるのに大きな影響力があります。
どうぞ、ファッション・色を存分に楽しんでくださいね。
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