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第一回成果発表会

 バンドを再開して1年。昨日は1年間の練習の成果を、メンバーの家族や友人たちに見てもらう目的で発表会を行いました。前回までのお話はこちらです。


 仕事のできるNくんの尽力により、開場の確保、機材の手配なども滞りなく決まり、いよいよ4月29日(土)、昭和の日に第一回目の発表会を開催することになりました。今回は発表会の準備から打ち上げまでの様子を書きたいと思います。


発表会前、最後の練習

 発表会一週間前。いつも練習しているスタジオに19時に集合。いつもは20時からだけど、本番を想定した練習のために早めに集合して、全体の流れ、曲の終わり方などの最終確認。この練習の前の回、私は珍しく風邪をひいて欠席していたので、メンバーに前回の練習内容を確認しながらの最終調整。1年間、ひたすら9曲を練習してきたので、トラブルさえなければ問題なく演奏できるはず。最終的には、「とにかく楽しもう!」という言葉で締めました。さて、本番、どうなるかな?


発表会当日、午前リハーサル

 発表会までの残り一週間。私は仕事でパタパタしていて、まとまった練習はできなかった。発表会の前日は今シーズンの締めのスキーに行ったりしてまして、気がついたら本番当日を迎えていました。会場は郡山市内の『けんしん郡山文化センター』の練習室。

 定員40名の小さな練習室とはいえ、まさか、郡山市内の中心的な施設で演奏することになろうとは。発表会自体は15:00から開演予定だけど、準備やリハーサルのために朝10:00に集合。機材は郡山市内の楽器店からのレンタルで、運び込みからセッティング、撤去まで全てお願いしていた。年に1回くらいだからね。そこはプロにお任せで。10:30くらいから音出し開始。
 リハーサル中に1人の若い男性が部屋に入ってきた。誰かなーと思っていたら、なんと、Nくんの会社のカメラマンだそうで。素人の演奏の撮影をプロに頼むとは。緊張するべよ。
 お昼までに一通りリハーサルを終えて近くのラーメン屋さんで昼食。この時点でやり切った感が出てしまったけど、気を引き締め直して本番に臨みます。


いよいよ開演

 14:00くらいからメンバーはソワソワし始める。私は極端に緊張するタイプではないけど、やっぱりそれなりに緊張します。開場は14:30だけど、10分くらい前にお客さんが来た、と思ったら、私の家族だ。カミさんと子どもたち、そして私の母親。部屋に案内して、メンバーに紹介。それから他のメンバーの家族、友人、会社の同僚などが次々に来場。あっという間に席が埋まり、Nくんのお子さんのお友達まで集まって、椅子が足りなくなりました。わあ、いよいよだなー。お花やお土産なんかもいただいたりして。こんなおじさんたちの趣味に対しての温かい心遣いに恐縮しきりです。

 開始時間の前に少し音出して、Nくんの挨拶で発表会の開始です。ここからはうちの子どもたちが撮ってくれていた動画で様子をお伝えします。
※素人撮影のため、映像が乱れに乱れております。ご了承くださいませ。


 まずは1曲目。



緊張がにじみ出ちゃっててね。お客さんも、みんな身内みたいなもんだから、会場全体が緊張感あったよね。私もずいぶんミスりましたが、まあ、こんなもんでしょう。

 次は中盤、そろそろ緊張も解れてきたあたりの曲。


 後でお客さんたちに、「この曲あたりから一体感出てきたよね」って言われたとおり、だいぶ練習どおりの演奏が出てきたかなー。

 次はMCからの演奏の様子を。意外に猫を飼っている人、いないもんですね。


 この曲は練習中に、自然発生的に完成まで至った曲。スピッツファンならイメージが頭の中に焼き付いてるってことなのか?
 
 そしてラスト2曲となってしんみりと。ラストは『春の歌』だったけど、うちのデジカメのバッテリー切れで、この曲が録画できた最後の曲。


 この発表会で、私の中でも『冷たい頬』は春の歌として定着しました。何度聴いても、良い曲です。

 我が家のカメラで撮った映像は以上ですが、いずれ、プロが撮影した映像も公開できればよいなーと思っております。その時がきたら、また報告します。


発表会終了~打ち上げ

 アンコールもいただきましたが、持ち歌、全て出し切ったので、お客さんからのリクエストを募り、結果、二度目の『大好物』で締めました。最後まで温かく聴いてくださったお客さんに、本当に感謝です。会場撤収のタイムリミットがせまっていたので、急いで片付けて会場を後にする。高校時代のライブ後は高揚感に満たされたけど、今回はドッと疲労感がわいてきた。でも、この歳になっても演奏を純粋に楽しむことができたというのは本当に幸せなことだと思います。

 打ち上げは、いつも練習しているスタジオの近くの店。練習前に食事したり、打合せにも使わせてもらっているお店。私たちメンバーに、Nくんの会社の方、友人たち、あとは発表会には来られなかった、高校の同級生2人も来てくれて、25年ぶりの再開もできました。Nくんの人柄のお陰で、みなさんにも温かい声をかけていただき、このような形で発表会を行えて本当に良かったと思いました。しかし、私はあまりにも疲労困憊で、あまり飲み食いできずに一次会で帰りました。発表会の最後にNくんが、来年も第二回の発表会をやるとみんなの前で宣言したので、また来年に向けてコツコツ練習していこう。打ち上げで、メンバーとそう話しました。


おわりに

 今回、こうして25年ぶりに人前で演奏しましたが、結局、私たちは家族や友人たちに支えられて楽しむことができているということが、改めて確認できました。それは年齢に関係なく、人は繋がりの中で活かされているという当たり前のようで、忘れやすい現実。私の思いつきで始まったバンド活動も、メンバーに恵まれ、それを支えてくれる人たちによって、発表会まで行うことができました。せっかくできた縁だから、バンド活動を通じて、これからも末永く関係性を継続できたら良いな。そんなことを考えさせられました。

 最後に改めて、このバンド活動に理解を示し、支えてくれている全ての人たちに、感謝の意を表して、今回の報告を終わらせていただきます。


つづく

サポートいただけたら、デスクワーク、子守、加齢で傷んできた腰の鍼灸治療費にあてたいと思います。