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忘れない、きっと。海への愛を思い出す一曲

私の住む仙台はすっかり雪に覆われました。12月半ばから海に行けていないnock3です。

さて、しばらく海に行っていないと、良い波に乗った時の感覚を忘れてしまいがちです。私は特に、冬の間は雪山に行ってしまうので、雪解けと共に海に流れ着く頃には波の乗りの感覚をすっかり忘れてしまいます(←だから上達しないんだなぁ)。

10年ほどの前の話になりますが、学生時代からの友人で、音楽の趣味が合う友人Sと久しぶりに飲む機会があり、その時にオススメのミュージシャンについて情報交換をしようと私がSに誰がオススメか聞いたところ

「今は、断然、高橋真梨子」


という答えが返ってきた。高橋真梨子さんのキャッチコピー風だけど、Sの言葉をそのまま書いただけです。

高橋真梨子さんと言えば、日本を代表する女性ボーカリストです。『はがゆい唇』、『桃色吐息』など、たくさんのヒット曲があります。昭和生まれの私たちの世代であれば、知らない人はいないでしょう。

もともとSは洋楽やジャズなどが好きで、日本の歌謡曲はあまり聴いていない印象だったのだけれど、30代になって高橋真梨子を聴くようになったか。。。その時私は「ふーん、良いよね、高橋真梨子。」といった感じで、サラッと流したのだけれど、その数か月後にSの車に乗った時に高橋真梨子さんの音楽が流れていて、この歌声を聴いたとき、私はその歌唱力(表現力)に心を打たれたのでした。確かその時に流れていたのはこれだったと思う。



誰も愛の国を見たことがない。ほんと、そうだ。愛の国ってどこだ。高橋さんの歌は何回聴いても心揺さぶられる。高橋さんの曲はいろんな人にカバーされているけど、ご本人の歌唱がずば抜けて素晴らしいと思う。

高橋さんの歌声に感動した私は、その後すぐにTSUTAYAに行って『高橋真梨子ベスト』を借りて車で聴きまくった。もちろん、海に行く早朝も高橋さんを聴いた。私が海に行くまで最も気持ちが盛り上がる高橋さんの曲がこれです。



海に向かう夜明け前の車の中、CDに合わせてガングロのオッサンが熱唱する。

『あなったが~欲しっい~♪』

『あなったが~欲しっい~♪』


いや、別に『愛』とか『全て』が欲しい訳じゃあない。私は海、そして良い波が欲しいのだ。完全に独自解釈。そして私はこの曲を聴くと無性に波乗りがしたくなる。ああ、もっと奪って、心を。。。

いやあ、素晴らしい曲と歌声ですよ。これにいち早く気が付き、私に勧めてくれた友人Sには感謝です。おかげでこの曲は私のカラオケの十八番になりました。


高橋さんの歌の世界観はサーフィンとは無縁だと思われがちですが、一度魅了されると離れることができないという点で非常に親和性があると断言します。


大人サーファーの嗜みとしての『高橋真梨子』。


海に向かう車の中で是非聴いてください。



おわり


☟☟☟海に行くときの一曲☟☟☟





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