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~~波待ち日記~~初テイクオフと失いかけた羞恥心

10月16日(金)曇り。今日は福島の自宅に帰宅予定だったので、福島県南相馬市の北泉海岸に寄って帰ることにしました。サイズは胸、肩。セットは頭ぐらいあるかな。ワイドなブレイクでコンディションは良いとは言えないけど、時間もあまりないので、今日はここで入ることにしよう。


サーフィンの聖地・北泉海岸

北泉海岸は、福島県内に数多くあるサーフポイントの中でも『聖地』と呼ばれています。地元サーファーと大学、南相馬市が協力して、サーフィンや海辺のアクティビティを観光資源として活用する“サーフツーリズム”を推し進めてきた場所です。
東日本大震災で施設は壊滅状態となりましたが、今は施設もほぼ元通りになり、昔と変わらぬ波が割れております。




忘れられない初テイクオフ

サーフィンを始めた十数年前。まだウネリからのテイクオフができなかった私は、先輩の誘いで北泉海岸に「サーフィン合宿」と称して2泊3日の初サーフトリップに出かけました。当時はポイントの駐車場に隣接して宿泊ができる温泉施設があって、そこに泊まって朝から晩までサーフィンをするという、今考えるととても贅沢な合宿でしたねー。

朝、波の音で目を覚まし、ウェットを着たまま宿を出て第一ラウンド。海から上がったらそのまま温泉に直行。ご飯を食べたら部屋で仮眠をして、午後から第二ラウンド。そして合宿の成果が出たのか、最終日の午前のラウンドで私は人生初のウネリからのテイクオフに成功しました!その時は必死であまり記憶がないのですが、もの凄く嬉しかったことだけは覚えています。

今となっては昔の出来事ですが、あの時のテイクオフにより私の中でサーフィンが人生の重要な一部になったと思っています。

ありがとう先輩、そして北泉海岸。



お着替え中の出来事

清々しい気持ちで海から上がり、先輩と一緒に駐車場でシャワーを浴びて着替えているときのこと。

私が「ファッションセンターしまむら」で買ったプール用のタオルスカートを腰に巻いてウエットスーツを脱いだ時、通りかかった二人の女性サーファーがクスクスしながら、

「ねえ、見た?、、、可愛いね💛」

と言って通り過ぎていった。。。

んん!!なに!!??もしかして見えちゃった??私の可愛いモノが見えちゃってたの!?

と慌ててパンツを履きましたが、よくよく考えたら見ず知らずの奴のモノが見えたところで「可愛い」とは言わないだろう。ただただキモイわ。そうか、これだ。私のタオルスカートを見てたんだ!


そのタオルスカートがこれです☟☟☟

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調べたら、「トゥイーティー」っていうらしいね。今初めて知った。ドクロ風のトゥイーティー。


これ今も現役で使っています。今日も使ってきました。生地もかなり良い感じにクタクタになっていて、もの凄く使いやすい。私、新品のタオルより、クッタクタのタオル生地が大好きなんです。もう、一生手放せないかも。。。


最後に

スタンスをレギュラーに変更して初心者に戻った私は、今日もウネリからの安定したテイクオフ(スタンドアップ)を試みましたが上手くいきませんでした。初めてテイクオフした北泉海岸だからといって、そんなに上手くはいきませんね。

初テイクオフに成功したサーフボードは、津波でサーフボードを失ってしまったサーファーの友人に譲ってしまったので手元にはないですが、当時使っていたタオルスカートはいまだに健在。このタオルスカートでお着替えする度に、当時の記憶がよみがえります。でも、最近は私も歳を重ねたおかげか、着替え中にタオルスカートが落ちて「ポロリ」してしまっても、恥ずかしいと思わなくなりました「あら、失礼」くらいの感じです。羞恥心って、歳と共に減っていくものなのでしょうかね?


みなさんは、昔から使っていて手放せない愛着のある道具はありますか?


サーフボードやウェットスーツ、今は使っていないけどどうしても捨てられないモノ。そんな道具たちには、きっと素敵なストーリーがあるのではないでしょうか?


私も長年使っているタオルスカートと羞恥心はいつまでも無くさないように心がけたいと思います。


おわり


サポートいただけたら、デスクワーク、子守、加齢で傷んできた腰の鍼灸治療費にあてたいと思います。