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私は、左利きです。

書くのも、箸も、投げるのも、蹴るのも。

利き手や利き足を使うことは、もはや無意識のうちに習得しているものです。

唯一

私は治療の際、

「鍼」を右手でうちます(「刺す」という言葉は鍼のイメージに影響が出てしまうのであえて使わずにいきます)。


当初は、

国家資格取得の為の専門学校で、実技の時はずっと

左で練習し、取得後1年くらいは利き手の左で治療にあたっていました。

もっと臨床経験が積める環境で仕事がしたい!と

前の職場の治療院へ入社、

ここで変わりました。

ここの治療院は、日々たくさんの患者さんが来院し、ベッドも20床以上、スタッフも多数在籍しており、1時間の枠で何十人もの患者さんにはりきゅうマッサージを提供しています。

ここならたくさんの臨床経験が積める!!

また一から技術を磨こう!!

と思った私。

多くの患者さんの治療を同時に行なう関係、院内の多数のベッドや設備の配置の関係、

たくさんの同期の先生

切磋琢磨できる環境

施術者のほとんどが右利き

さまざまな要素が関係して、


気がついたら

右手で練習を始めていました苦笑

もちろん、

全く出来ません。

使ってきていないのですから。

ましてや、人の身体にうつもの。

鍼の深さや狙う場所

繊細な技術

さらには、お身体に負担をかけないような

スピード

全て必須

これが最低限出来たうえで、患者さん一人一人のお身体や症状と向き合わなければならない。

それはそれは、もうめちゃくちゃ練習しました。

練習練習。

自分の足にうち過ぎてブツブツになるまで笑(普通はなりません)

全くの0からでしたので、変な癖もなく

少しずつ感覚も研ぎ澄まされてきました。

ようやく最低限のレベルまで達すると、ありがたいことに臨床の現場でたくさん経験を積ませて頂きました。

数えるものではないですが、

1人の患者さんに2〜30本を1日10〜20人

本当にとても鍛えられました!


自分で言うのも何ですが、

利き手ではない私の右手は、

「鍼をうつ」「鍼で症状にアプローチする」


専用に鍛えられ、研ぎ澄まされたモノだと思っています。

今でも鍼治療の際は緊張します。

でもその分、集中力も高まり、人一倍感覚が研ぎ澄まされると思っています。

研ぎ澄まされた感覚は、鍼だけでなく、マッサージや触診にも活きます。

利き手の左手

研ぎ澄まされた右手


最強ですね笑笑

たくさん経験を積ませてもらった両手で、

痛みで悩む方

痛みの出ない身体を維持したい方

に手を差し伸べたい

手当をしたい

そんな気持ちで開業しました。


…長いなぁ!

ふと思い出した事をつらつらーと書こうと思ったら、こうなりました汗

たくさん投稿して、

書く力も研ぎ澄ませます!

右手で(スマホは右手笑)


練習練習、鬼のような練習の日々 のち晴れ










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