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子供3人マンション暮らし。頭を悩ます騒音問題から考えるマンションの資産価値!?

いよいよ12月。冬到来。

急に寒くなり、いよいよ寒太郎さんが幅を利かす季節。

2020年も残すところあと1か月。でもまだまだ続きそうなこの日常。

これからは「新しい生活様式」を実践してくださいと言われても、
今までの生活を変えて慣れるのにはいつまでたっても、特に気持ちの面でなかなか大変です。

さて、少し前の話を掘り返しますが、自粛期間中の話です。

わが家もその間は日々子供3人と猫2匹、テレワークの夫とほとんど家にこもりっきり。

最初の一か月くらいはまだ少し気持ちの余裕もあったのですが、あれ、これはまだ終わりそうもないぞ。いや、なんかすごい事になってきそうだぞと。

気付いた頃には親も子供たちも結構なストレスが。3人で姉弟喧嘩、と思ったら仲良く遊んだり、まぁなにはともあれ毎日元気に毎日週末状態で、それでもそれなりに気を配りながら生活していたのです。

そんなある日、マンションの掲示板に張り紙を発見。

お子さんの大声や足音などの騒音による苦情の声がありましたので気を付けて下さいという注意喚起でした。

・・・もしかして家の事??いや絶対そうだ~~!申し訳ありません~~!

とちょっとへこみつつ、まだまだ続くであろう子供が平日もずっと家にいる生活、どうしたもんかな~と思いながら家で夫にこんなの張り出されてたよ~と報告。

気をつけなきゃいけないね!と子供たちにも念を押しました。

念のためお隣さんや下の方に「いつもいつも騒がしくてすみません・・」と頭を下げると、「あら、うちは全然そんなこと気にしてないわよ~」と笑顔で少しほっとしました。

マンションには子供のいるファミリーが多いので会えば必然的にこの話題になり、どこのお家も「それは絶対自分の家のことだよ・・・。」と、子供のいるファミリーにとっては共通の、この長期の休みを家の中だけでいかに音を立てずに過ごさせるかという、ある意味難題に直面したのでした。

一番簡単なのはテレビやゲームですが、我が家の3歳児には通用しないし、
毎日それだけで過ごしていいはずもありません。
みんなが一日中家にいて、みんな不安とストレスを抱えながら生活しているので、いつも以上に他人の行動が気になったり、イライラしたり。

健康が脅かされる恐怖と、それ以外にも物がスーパーからなくなったり、
保育園や学校が休校になって仕事ができなくなったりして生活が脅かされる恐怖。色々な事が垣間見えたこの自粛期間でした。

そして、後日。大体月1で発行されるマンションの理事会だよりが
わが家のポストにも配られていました。今回の議題として生活音のマナーについても話し合いされていたようでその内容が報告されていました。

「共同住宅の生活は隣接住戸などの周囲に対して、生活音の十分な配慮が必要となりますが、一方で、周囲の皆様も感染予防の一環であることをご考慮いただければ、許容できることもあると思います。普段の生活に戻るまで「withコロナ」のもと、すべてを排除するのではなく、お互いに相談して妥協点を見つけるなど、日々の暮らしが穏やかに送れるよう、皆様同士互いに尊重しあい、助け合いながら生活できればと思います。」

ちょっと感動してしまいました・・・。

わが家は運よく周囲の方々がとても良い方々で、子供たちの面倒を見てもらったり、おすそ分けをしたりされたり、楽しくこのマンションでの日々を送らせてもらっていたのですが、やはり多少のトラブルを抱えているファミリーの話も聞いたりしていたので正直少し心配していた所もあったのですが、この内容。

みんな相手の立場になって考えれば、色々な事がもっと優しく小さなうちに解決できそうですね。

集合住宅では日々様々な問題が発生します。
ペット・介護・喫煙・ゴミ出し・駐車場の使い方、数えだしたらきりがありません。

私のマンションでも様々な問題が発生しては話し合い解決してきました。
風鈴の音が気になる、蚊取り線香の匂いが嫌だ、上から洗面器が落ちてきた・・・。
感じ方は人それぞれ。でも出来るだけ皆が気持ちよく暮らしていけるように配慮しなければなりませんよね。

マンションの資産価値って色々とあると思うのですが、やっぱり一番大事なのは人と人。繋がりとコミュニケーション。人間関係がギスギスしてルールにがんじがらめのマンションなんて価値はあってないようなもの。
今回のこの一件、ここに暮していて良かったと思えた出来事でした。

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