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撮影機材のこと

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カメラやレンズについて書いた記事をまとめています。 機材選びの参考になるかもです。
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#写真的思考

【作例写真30枚】X-M5 レビュー 手軽にクリエイティブを。

2024年10月14日、「X Summit CLAY Studio 2024」にて「X-M5」が発表されました。 2013年に発売された「X-M1」の後継機にあたり、約11年ぶりのX-Mシリーズ新モデルの登場となります。 X-Mシリーズは持ち運びが容易なコンパクトさを実現し、旅行や日常のスナップ撮影にも適しています。重量の軽さと小型サイズを活かし、初心者でも気軽に高品質な写真が撮れるように設計されています。 その中でも今回登場した「X-M5」はボディサイズが111.9(幅

【作例写真30枚】XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR 小型軽量の標準ズームの決定版

長らくXシリーズのキットズームレンズとなっていた「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」の後継モデルとして「XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR」が登場しました。 今回は約12年の時を経て、進化したレンズについてレビューしていきます。 XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR前モデルの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は非常に長い期間、キットズームレンズの座に君臨していたことからも多くの人に使われてきたレンズでもありま

【作例写真30枚】X-T50 レビュー 高画質を宿すコンパクトカメラ

2024年5月16日に開催された「X Summit 2024 Sydney」の中で発表された「X-T50」 ミドルクラスに位置づけらているX-T2桁シリーズの最新モデルがいよいよ登場です。 従来機のX-T30 IIでは搭載されていなかったボディ内手ブレ補正を備え、Xシリーズ第5世代となる裏面照射型・約4,020万画素のイメージセンサーである「X-Trans CMOS 5 HR」と最新の画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載し、フラッグシップ機のX-H2やX-

【作例あり】XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR レビュー 望遠はこれで決まり

スナップ撮影が多い私からするとあまり使用頻度の高くない望遠レンズ それでも俯瞰スナップや一部を切り取る際には望遠レンズは必要不可欠。そんなときに一本持っておくと心強いのがXF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR 今回はこのXF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRについてレビューしていきます。 XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRこれが今回レビューするXF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR 写真では伝

【作例あり】XF14mmF2.8 R レビュー ダイナミックに豪快に

ベストな広角レンズを探す広角レンズ選びの旅をしているわけですが、今回はXF14mmF2.8 Rという広角レンズを使ってみることにしました。 購入には至ってないですが、撮影機会は7回と結構がっつり使ってみて良かったこと微妙だったことを作例を交えてレビューしていきます。 XF14mmF2.8 RXF14mmF2.8 Rは現在、FUJIFILM Xマウントの単焦点レンズの中では2番目に広角なレンズです。 ズームレンズの中にはXF10-24mmF4 R OIS WRやXF8-1

【作例あり】XF16mmF1.4 R WR レビュー 最高峰の広角レンズ

以前、XF18mmF2 Rを購入して広角レンズ選びは終焉を迎えたかに思えましたが、実は終わっていませんでした。 コンパクトさは合格点でしたが、どうしても写りが納得いかない。 普段XF33mmと新型XF56mmと組み合わせて使っている以上、仕方ないところではありますが、使う以上は写りも求めていきたいと思ってしまうのがフォトグラファーの性 写りだけを求めていくのであれば贅沢なレンズ構成なデカ重レンズを使えばいいです。 しかし、広角レンズの出番はそこまで多くないということもあ

【作例あり】XF16-55mmF2.8 R LM WR レビュー 最高峰のズームレンズ

FUJIFILM Xマウントで最高峰のレンズ群にカテゴライズされるレッドバッチとよばれるレンズ達。 いわゆる大三元レンズとも呼ばれる絞り値F2.8通しの明るく描写力にも定評のあるズームレンズです。そんな中から今回はXF16-55mmF2.8 R LM WRという標準ズームレンズを紹介していきます。 もうこれ一本あれば他のレンズいらないんじゃ?と感じさせてくれるくらいには魅力たっぷりのレンズとなっています。 XF16-55mmF2.8 R LM WR富士フイルムの標準ズー

【作例あり】XF56mmF1.2 R APD レビュー これぞ銘玉

富士フイルムのXマウントで一本だけレンズを選べと言われたら、私は迷いなくこれを選びます。 それはXF56mmF1.2 R APD。フルサイズ換算84mmの中望遠単焦点レンズということで、「なんだポートレートレンズじゃん」と片付けてしまう方も多いと思いますが、まぁまぁお待ちください。それではあまりにこのレンズに失礼です。 私は全くポートレートを撮りませんが、このレンズのおかげで単焦点レンズの奥深さをさらに知ることとなりました。それくらい惚れ込んでいるこのレンズの魅力を伝えて

【作例あり】XF18-120mmF4 LM PZ WR レビュー 万能なトラベルレンズ

なるべく軽く済ませたい旅行の荷物 特に一眼カメラとレンズを持ち歩くととなると、それだけでかなりのバッグのスペースが埋まってしまいます。 今回レビューする「XF18-120mmF4 LM PZ WR」はまさに一本あればOKなトラベルカメラとなっています。 FUJIFILM XF18-120mmF4 LM PZ WRこのレンズの特徴はなんといっても焦点距離XF18-120mm(35mm換算:27-183mm)の超高倍率ズームです。そこそこの広角から望遠までF4通しで撮影できる

【作例あり】XF18mmF2 R レビュー コンパクトな広角レンズはこれに決まり

X-E4でのレンズセットは固まっていたのですが、X-T5を購入してからまた一から組み直しに近い状態になってしまいました。そんなこともあり、またレンズの買い替え中です。ということで今回購入したのはXF18mmF2 Rという広角単焦点レンズです。 こちらも購入してからがっつり撮影行ってきたのでそろそろレビューしていこうと思います。 XF18mmF2 Rフジユーザーならご存じだと思いますが、実はこのレンズ、2012年に発売したXマウントの初期レンズの一本にあたります。 焦点距

【作例あり】XF90mmF2 R LM WR レビュー 唯一無二の中望遠レンズ

富士フイルムのカメラを買った当初から密かに気になり続けていたこのレンズをようやく使うことができました。 その名もXF90mmF2 R LM WRという中望遠の単焦点レンズです。35mm判換算で137mmという街スナップには適さないのではないかと懸念していたため、中々手を出しにくかったのですが、ようやく意を決して使ってみました。 今回はこのXF90mmF2 R LM WRをレビューしていきます。 XF90mmF2 R LM WRこちらが今回レビューしていくXF90mmF2

撮影を支えるおすすめのカメラアクセサリー/アイテム10選

カメラとレンズさえ買ってしまえばいくらでも撮影できるし、めちゃめちゃコスパいいじゃん!と始めた写真という趣味。 蓋を開けてみれば全くそんなことはありませんでした。 次から次へと登場する新しいカメラやレンズはもちろんですが、意外と軽視できないのがカメラのアクセサリーと付帯アイテムです。 どのアクセサリーもカメラに匹敵するほどの沼の深さがあり、いかに自分が納得するものと出会うかは趣味フォトグラファーといえど、重要な要素となります。 そこで今回は私が普段使いしているおすすめの

【作例あり】 XF50mmF1.0 R WR レビュー 描写性能全振りのロマンレンズ

軽さ正義で写真生活を営んでいる僕とは絶対と言っていいほど交わりのないと思っていたXF50mmF1.0 R WR 発売当初から色々と物議を醸していたレンズですが、それは自分も含め多くのユーザーが注目している証拠でもありました。発売から既に3年も経過していますが、僕の中からこのレンズへの想いは消えることはなく、一度は使ってみたいと思い続けていました。 普段はXF56mmF1.2 R WRを使っているため、大口径中望遠レンズとしてのポジションは完全に被ってはいましたが、意を決し

【作例あり】XF8mmF3.5 R WR レビュー いざ超広角の世界へ

遂にXシリーズに登場した超広角単焦点レンズ「XF8mmF3.5 R WR」 このレンズを心待ちにしていたフジユーザーも多いのではないでしょうか。単焦点で最も広いレンズは14mm、ズームレンズでは8-16mmという焦点距離のレンズがありますが、価格も高くデカ重なことを考えると初めて現実的な超広角レンズが登場したと言っても過言ではないかもしれません。 今回はこの「XF8mmF3.5 R WR」をレビューしていきます。 XF8mmF3.5 R WRXシリーズのレンズはで最広角