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上越で5日間CG漬けだった話

3月とはいえ、上越地方はまだ寒かろうとフル装備で出張に行ったところ、日中は20度近くまで気温があがり、全然大阪と変わらんやないかと思ったNAオンラインのイハラです。

とはいえ、まだ街中には雪がところどころに残ってました。遠くに見える山々にも雪があって、これがまた雄大でいい景色。

さて。

 実は先日、JJC上越公務員・情報ビジネス専門学校さんにて5日間のCG集中講義を実施させてもらいました。1日5時間を5日間、まさにCG合宿みたいな一週間

そんな5日間でどんなことをしたのか…というところを少しばかり紹介したいと思います。

今回受講してくださった皆さんはMayaを初めてさわるという方がほとんどで、初級者に向けたモデリングとモーションの基礎の基礎を教える講義内容。

まさにポリゴンの出し方から、移動回転拡大縮小、画面の見方からセーブの仕方まで、Mayaを使ってモデリングできる最低限の操作を学びます。

プリミティブなキャラを作成し、そこにボーンを入れて、ウェイト調整、キーフレームの操作まで行って、簡単なアニメーションを設定…

最後にマテリアルの概念を理解し、とくにUV展開にはみなさん悪戦苦闘してましたが、テクスチャをつくってオリジナルのロボットが完成しました。

この間、実に3日!

Mayaに限らずですが、3Dソフトってツール多いし、用語とか覚えること多いし、手順が複雑だったりするしで、初めてさわる人にはホントに難易度高いんですよ。

それをこの超短期間に集中して学んでくれた学生のみなさんには脱帽です。ホントはペットボトルとか簡単な造形物までつくれたら良かったんだけど…。今回やったことを駆使して各々で作って欲しいですね。

こんな感じのキャラが完成!

続いての2日間はモーション制作。
モーションの講義ではNAオンラインが用意したモデルを使用して、パンチのモーションを作成しました。

まずはスマホで自分のパンチ動画を撮影して、それをリファレンスとして使用します。最初はみんな戸惑いがあったけど、廊下や空き教室で和気あいあいとパンチ動画を撮影しました。

やっぱりね、動きは自分で動いてみないとわからないことが多いんですよね。パンチひとつにしてもコツみたいなのがあるし。

実はNAオンラインCG講座ではモーション制作に関するチュートリアル動画も準備中で、今回、この講義のために秘蔵の動画を持ってきました。

その動画でポイントを理解してもらいつつ、あとはひたすら制作作業…。
パンチモーションを作り続ける!

3Dモーションの概念も学びつつなので、モーション自体のクオリティまではつめきれなかったけど、講師が現場仕込みのコツを伝えられるのも対面講義の良いところ。

リファレンス動画を確認したり、その場で実際に動いたりしてみて、それぞれがそれぞれのパンチモーションを作ってくれました。

作業が早く終わった人は、続けてキックのモーションを制作。その合間に実際のゲームで使われてるモーションの紹介や参考になるサイトの紹介などもあり、かなり密度の濃い2日間でした。

今回、我々としても5日間という短期とはいえ、凝縮した日程で講義を行うのは初めてだったので、いったいどのあたりまで伝えられるだろうなと未確定な部分もありました。

だけど、実際にすすめてみたら予定していた内容までしっかり終了し、ちょっとプラスアルファ的なことまでできてしまったので、教える側としても大満足です。 

ひとえに学校の先生のご協力と、何より学生のみなさんの真剣に取り組む姿勢があってのことだと思います。

まだ3DCGの扉を開いて一歩進んだくらいではありますが、これからぐんぐんCGの世界に突き進んでくれるとうれしいです。

JJCのみなさん、5日間、ありがとうございました!!

さて、NAオンラインCG講座では、各学校のニーズに応えた講義も実施しております。

こんなことはできないか?というご相談も承っておりますので、学校関係者の方、ご連絡お待ちしております!

JJCさんのブログでも今回の講義のことを紹介して下さってます。
合わせてご覧ください。→→→ こちら