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暮らし

年末に山奥の田んぼの師匠に挨拶に行く際、
行く途中にあるいつも綺麗にしていた田んぼが
太陽光のソーラーパネルで埋め尽くされて
なくなっていました。
誰の田んぼやったかは知らないですが、
いつも通りがかって田んぼの様子を見て
勝手に学ばせてもらってたので結構ショックでした。
農の後継ぎはほんまに少なく、和歌山でも田畑は年々、
太陽光パネルか住宅地になっていってます。

年末年始、これからの事、今年やる事、
自然豊かな風景の事、埋め立てられる自然の事、
今と昔、どうぶつの事、
そして、暮らしの事、色々考えました。

暮らしをより良くする事も大事。
でもより良くより、足るを知り、
少しだけ前に戻す事は大切やなーと。

土壌を豊かにするマメ科の植物の根っこにつく
根粒菌の事なんて知らず、
田んぼにマメ科のレンゲを生やしたり、
畔に大豆を植えたら土壌が豊かになるのを知ってました。
枯れた草や木を田畑で焼き、
その灰をまく事が土壌に良いのを知ってました。
今はわざわざ灰を買ってまいたりしている人もいます。
(うちの地域では畑で草木を焼く事も禁止されました。)

稲妻(夫)が田んぼに落ちると豊作になる。
だから名前が、田んぼの夫(つま)の稲妻。
稲妻によって空気中の窒素が
土壌に送られるなんて知らなかったと思います。

夏には夏の野菜を食べ
(夏の野菜は身体を冷やすものが多い)、
冬には冬の野菜を食べ
(冬の野菜は身体を温めるものが多い)、
ぬか漬けや梅干し、
納豆が食卓にあるのが”身体に良いから”じゃなく、
それこそ”当たり前”な事だった。

うちのおばあちゃんも常にぬか漬けをつけ、梅を干し、
畑に行く時は季節はずれのしわしわになったみかんを
水分補給とおやつがわりに2、3個持っていく、
そんな風に暮らしてました。

エビデンスを求める事が必要な時ももちろんありますが、暮らしってそんな難しい話じゃなく、もっと単純で、
自身が身体で感じて学んだ感覚が一番大事やと思います。
“自然なものか”、”不自然なものか”
それだけ考るだけでも選択しやすかったりします。

0か100、白か黒じゃなくて、
生活の中の一つからでも”自然なもの”を選択していくと
心も身体も環境もちょっとハッピーになります^ ^

…あの田んぼの稲刈りは昨年で最後。
一度コンクリートで固められた土地を
また田畑として使う事は、だいぶ、時間がかかる…

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画像は墓参りに行った時に撮ったおっきい木◎


のぶInstagram
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