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【第164回】 Journey Builder の Version ID をジャーニーキャンバス上から取得する

Salesforce Marketing Cloud の Summer '24 の新リリースで、Journey Builder のジャーニーキャンバスから、そのジャーニーの Version ID が取得できるようになり、トラブルシューティングの際に、すぐに活用できるようになりました

ちなみに、これまで Journey ID という、Version ID の一つ上位の ID に関しては、画面上から取得できました

画面上からと言っても、それは URL の部分に表示されており、下記の箇所を「%23」より後ろをコピーすることで取得可能になっています

また、Activity ID という、Version ID の一つ下位の ID も、画面上から取得できました。これに関しては、以前に単独で記事にしていますので、ご確認ください。


では、Version ID はどこで取得できるかと言うと、ジャーニー名の右の矢印をクリックすると、Definition ID という名前で表示されるようになります

この Definition ID(494bf347-3083-463f-a8b3-f2436542e7a6)が、本当に Version ID であるか、データビューを使って検索してみます。すると、下記の通り Version ID で間違い無いようです。

SELECT JourneyID,
       VersionNumber,
       VersionID
FROM _Journey
WHERE JourneyID = '7af07913-1dbc-46b8-b8e3-d0dac692bea5'
AND VersionNumber = '181'

いかがでしたでしょうか?

今回の Summer '24 のリリースでは、この Version ID の表示の他に、ジャーニーキャンバス上のアクティビティの個数も表示されるようになりました。Salesforce の推奨は最大で 150 個~ 200 個であるため、自動的にカウントされるこの機能は便利ですね。

今回は以上です。


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