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【第157回】 Marketing Cloud で使える Google Chrome 拡張機能

Salesforce Marketing Cloud に「無料」で使える Google Chrome 拡張機能が存在するのは、ご存知でしょうか? これらの Google Chrome 拡張機能は、Salesforce 公式が作っているのではなく、Trailblazers の有志が作成しており、日々、使いやすく便利にアップデートもされています。今回、私が使ってみて素晴らしいと思った、以下の 2 つを紹介してみます。

■ SFMC Companion(by Cameron Robert)
■ SFMC Query Saver(by CloudKettle)


■ SFMC Companion(by Cameron Robert)

この Google Chrome 拡張機能は、以下のリンクから取得できます。

このツールを使うことで、SFMC アカウント内のデータの依存関係が視覚化されます。例えば、あるデータエクステンションが、どの SQL の FROM で使われているか?が分かったり、SQL クエリのターゲットデータエクステンションとして使われている SQL がどれであるか?が分かったりなどです。

また、Automation Studio は「一時停止」をしないと SQL クエリの記述がどのように書かれているか確認ができませんが、下記の図の通り、SQL クエリアクティビティ側へのリンクが表示されますので、そのアクティビティ側に移動して、SQL クエリの記述が確認できたりもします。

このように、何かと便利な機能が詰まっています。このツールは「習うより慣れよ」ですので、とりあえずインストールして使ってみてください。

まずは簡単な機能の説明を聞きたいという方は、ロバートさん本人による紹介動画も用意されていますので、下記までどうぞ。

この Google Chrome 拡張機能をインストールした方は、まず、Database タブにおける「Update All」ボタンを押すことをお忘れなく。これにより、SFMC Companion と現在アクセス中のアカウント間でデータのやり取りが開始されます。常に最新のデータを同期済みであるわけではなく、以下のボタンを押すことで、データを最新化している感じです。


■ SFMC Query Saver(by CloudKettle)

この Google Chrome 拡張機能は、以下のリンクから取得できます。

この Google Chrome 拡張機能は、名前の通りになりますが、Query Studio のクエリを自動保存してくれる機能になります。

Query Studio は一度画面を閉じてしまうと、再び同じクエリを呼び出すことはできません。しかし、この Google Chrome 拡張機能を入れておけば、過去に使用したクエリにも簡単にアクセスできるわけですね。

使い方としては、Query Studio は普通に使用しておきながら、過去のクエリを確認したいという時に、この Google Chrome 拡張機能を開くだけです。

すると下記の通り、過去に使用したクエリが新しい順で並びます。

この画面には「検索機能」も付いていますので、項目名やデータエクステンション名で検索ができます。また、1 件ずつの履歴の削除機能は付いていないので、必要なクエリだけを残すという機能にはなりません。あくまですべての履歴が残るという感じになります。ちなみに、ゴミ箱ボタンをクリックすると全件が削除されます。


いかがでしたでしょうか?

この他にも「DESelect Search」が有名でしょう。こちらは使用されたことがある方も多いのではないでしょうか?これも、データエクステンションがどこのパスに保存されているかを確認するときには便利ですね。私は使うのを途中で止めてしまったのですが、気になる方は一度入れてみてください。

今回は以上です。


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