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2023年12月25日月曜日1570日経レバ 日証金貸借取引残高&センチメント指数読み解き②
夜も更けて、サンタクロースが枕元を駆け巡っている頃に、キーボードを叩いております。
さて、データをアップデートして、もう一回読んでいきたいと思います。
と、その前に、1570日経レバって何者なのかを少し書いておきましょう。
日経レバって何者か?
日経レバとは、日経平均の変動率に対して2倍の値動きをするETFです。
日経平均レバレッジ・インデックス(日々の騰落率を日経平均株価の騰落率の2倍として計算された指数。 2001年12月28日の指数値を10,000ポイントとして計算。) に連動する投資成果(基準価額の変動率が対象指数の変動率に一致すること)を目指す、取引所に上場するETFです。
ただし。
中長期では、日経平均株価の騰落率の2倍と必ずしも連動しません。あくまで「日々の騰落率の2倍」であり、複数日に渡る騰落率は必ずしも日経平均株価の2倍とはなりません。
…このあたり、勘違いをしている方は多いと思います。
日経レバレッジ指数ETFの運用は、主に”日経平均先物”で行っている
野村アセットマネジメントでは日経レバレッジ指数ETFを運用する際、日経平均株価を構成する現物株ではなく、日経平均先物を使用しています。
これは、ファンド内の運用資金の範囲内で2倍のリターンを出すためには、100%の買付資金が必要となる現物株で運用することは難しく、少ない証拠金でレバレッジ取引が可能な先物取引を使うことが適しているためです。
…私は、最初は日経平均先物で運用を行っているとは知らずに取引しておりました。(反省…)
加えて、
取引所で日経レバレッジ指数ETFのマーケットメイク(売り指値と買い指値による値付け)を行っている証券会社等も、日経平均先物の価格変動に合わせてETFの売り買いの気配を提示しており、結果として、日経レバレッジ指数ETFの取引所価格は、日経平均先物の影響を最も強く受けることとなります。
そして、前回の投稿で書いた部分と関係する箇所を、再度ピックアップします。大事なところだと思うのです。
裁定が働きづらい状況では一時的に日経平均先物・日経平均との乖離が起こる
日経レバレッジ指数ETFの取引所価格は日経平均先物に強く影響を受けますが、実際には、日経平均株価、日経平均先物、日経レバレッジ指数ETFの間には裁定(価格の鞘寄せ→価格が近づく力)が働きますので、3者のうちいずれかだけが大きく乖離することはほとんどありません。
ただし、大引けなど裁定が働きづらく、投資家の需給による影響を強く受けるタイミングでは、3者の間で一時的に乖離が発生することがあります。
引用ばかりで申し訳なく。。
この乖離するポイントが非常に大事だと思っています。
常に興味を持っています。状況を読み解く際に、PostPrimeセンチメント指数は役に立つのでは…と感じています。
日証金 貸借取引残高
![](https://assets.st-note.com/img/1703434116254-vb65Ql8QhI.png?width=800)
新規の空売り1752、返済の空売り3142、空売り残29979、前日比の空売り-1390
売り方悪化
新規の信用買い1465、返済の信用買い36060、信用買い残193761、前日比の信用買い−34595
買い方良化
残高の差引163782、前日比の差引-33205 需給良化
前回投稿に記載をいたしましたので、そちらをご参照くださいませ。
PostPrimeセンチメント指数
![](https://assets.st-note.com/img/1703435039595-cSZDLo6g0e.png?width=800)
投票率チャート(日足) … 64.72% → 66.00%
投票率チャート(週足) …. 56.62% → 62.00%
中央値チャート(1週間後の予測) 33400円 → 33400円
中央値チャート(1ヶ月後の予測) 33350円 → 33350円
投票率チャート日足は微増。60%を超え始めてから4日経過し、やや上昇を見る投資家が増えた状態が定着し始めています。
投票率チャート週足は、過去24x7時間足(※こちらの記事で簡単に説明しました)です。このことを念頭に置くと、ちょっと前に書きましたが、投票率チャート日足で4日連続60%を超えていることは、それだけ安定してその値段にとどまりやすい…という状況ができるはずです。(投票率チャート週足の計算はこちらで説明しました…)
投票率チャート週足の計算(12/25 午前2時頃)
(55.50% + 86.02%+46.91% +64.00% + 67.50% + 64.72% + 66.00%)/7 = 64.73%
仮にもし、さらにもう一日66%であったならば、
計算上、投票率チャート週足は (66.00%-55.50%)/7 =1.5% 上昇します。
今回の週足の変化は比較的60%以上に定着しやすいんじゃないかな、と思います。
6日連続で
中央値チャート1週間後 <中央値チャート1ヶ月後
であるため、多くの投資家の目線は上目線だと言えるでしょう。
月足→年足→週足→日足
![](https://assets.st-note.com/img/1703437464018-JLg9MdSe2H.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1703437476347-DDTZgtPvxD.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1703437508485-hTD0sM5i5v.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1703437523490-mPYrl93zKs.png?width=800)
1570 日経レバ チャート 月足 陰線
1570 日経レバ チャート 年足 陽線
1570 日経レバ チャート 週足 2連陽線
1570 日経レバ チャート 日足 2連陰線
年足・週足は陽線、月足・日足は陰線
日経平均先物
12月25日午前2時頃
![](https://assets.st-note.com/img/1703437780189-SMaGTWqR32.png?width=800)
PTS
![](https://assets.st-note.com/img/1703437852871-LM3orclfLM.png?width=800)
以上です。
さて、ここまで見てきました。
年末にかけて大口の損切りなども想定されます。
動きに変化が出ることが予想されます。
明日朝、データをアップデートしていきつつ、見ていきたいと思います。
それでは!
Have a great trading day!
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