生産者の「発信」を3つの型から考える
【1/28タイトルを変えました。】
こんにちは、豚野郎です。バナーは牛です。
こんなリリースを見まして
生産者の情報発信力ってなんだろうと改めて思ったので
「発信」についてちょっと書きたいと思います。
私はSNSを通じて農場、お肉、仕事、日常などを発信しています。
勿論自社製品を制作販売しているので、そのPRも兼ねてますが。
ただ、そもそも「発信」ってなんやねんという方もいるのかなと思い
自分でも整理する為、いろんな方の発信をざっと見返してみました。
例えば販売につなげる発信とは、なんなのか。
どんな形で、どんな目的で、どんな理由でフォローしたり反応を貰えるのか。
私の場合は豚を中心にビジネスネタを絡めてみたり、肉や農場の写真や動画のメディアコンテンツを織り交ぜたり、日常を少し出したり。
Twitterを主戦場にしています。その為この記事もTwitterについてが主です。
Twitterはリツイートの拡散性、140字の文に限らず画像も動画もwebページも貼ることができる万能な点が大きな魅力だと思います(雑)
時にはこのような長い文章や記事を書くこともありますが、このnoteを書いて、リンクをTwitterに貼るかたちで公開しています。
ちなみにこれは、Twitter攻略法とかそういった類の記事ではないので悪しからず、、
本来は「有名な人に絡む」とか「仲間を作る」とかいろんな戦略があるかと思うんですが、あくまで本人が発信する内容についての話です。
そもそも「生産者の顔が見える」とはなんなのか?
よくスーパーで見かけるポップに生産者の写真など、ありますよね。
正直なところ、私としてはあれをみて「思い入れを持った」ということはあまりないんじゃないかなぁと思っています。
勿論、透明性のアピールとしての施策に意味があるとは思うのですが。
多種多様な農産物が流通する中で「あの人の/あの農場の作った野菜がいい」と思って探してでも買われるには、それ相応に愛され、好まれることが必要かな、と考えています。流行り言葉で言うならそれが「ブランド」と言うことかなと
その為には、作り手が発信を通して「知ってもらう」「興味を持ってもらう」「好意を持ってもらう」「愛してもらう」「買ってもらう」etc..
そんな動きが大切だと思い、私はSNSでの発信を始めました。
最初はネットの販売は月に1件注文をもらうか、もらわないかくらいだったのですが、1年半ほど取り組んでいて今ではある程度ご注文を頂けるようになったかなと思います。そのご注文のほとんどはTwitterでのお知らせから来ています。
勿論いきなりwebshopなんて作れないよ、と言う方も多いと思います。
なんなら私のウェブサイトも手作り感満載です。
しかし今は、簡単に出品できるプラットフォームがあります。
BASEやStores.jpのようなものや
農産物専門なら食べチョクとか、ポケマルとか。実際そちらにも出品させていただいてます。こういった農産物のプラットフォームは販売を後押ししてくれる施策を打ってくださったり、直売という形を支えてくれています。
この手の話、ちょうど一年前に記事にしてました。(古いモノなので悪しからず)
全てが「売るため」と言うわけではないのですが、日々の発信は様々なきっかけを生むことにつながると考えています。
記事を書いてみて、メディアに掲載頂いたり、そこからお仕事の話を頂いたり、何より取り組みやビジョンを知ってもらったり、時には求人に繋がったり。
中には牛一頭が5分ほどで完売してしまう(!!)たなちくさん(田中畜産さん)など..
すごい方もいて発信の可能性を感じる場面は多くなっています。
勿論そこは作物と同じく種まき水やり、肥料etc..みたいに様々な日々の発信の積み重ねの結果ですが。
又、つけ加えるなら発信と共に、オフラインの関わり合いもものすごく大切だと言うのが私の持論ではあります。商品を看板で見かけるのと、作った人から直接そのこだわりや想い、魅力を伝えられるのはやはり大きな差があるなと思います。
大前提として「皆自分に興味はない」ということはいつも念頭においています。
だからこそ見てもらえるとか、好奇心を誘うことを考えています。
ではその発信はどんなものがあるのか、大まかに3つのパターンに分けて書いてみました。
①日常・コンテンツ型
ネタなど
主に農場やその日常を切り取った発信。
愛される、親近感を持ってもらう、知られざる一面を明らかにするなど。
(何度見ても笑ってしまいますね、これ)
私の農場ではこんな風景があってこんなこと(作業)をやっているよ、という内容です。
ネタは、内容にもよります
こういう、全くもってしょうもないのが意外と反応してもらえたりもします。
②販促・情報型
商品の魅力やこだわりを届けること、レシピや有益情報、宣伝など
生産ならではの知識だとか、有益な情報を届ける、興味を持ってもらう、購入につなげるなど(以前「農家メシ」なんかに需要があると教えてもらったことがあります)
③メッセージ型
自分たちの思いや活動、取り組みを記して共感や賛同を求めること、主観的なもの
想いを共にして応援してもらう。
感情に訴えかけたり、現状を知ってもらったり、「こんな拘りや考えがある」と伝える発信は、共感してもらえた時、繋がりを生みます。
その他色々
勿論ここにあげたのはざっくりとした1例で、
仕事内容と自分の思いを合わせたり
ニュースや記事に対して自分の考えを述べたり
企画を起こしてみたり
ミームやバズったネタに乗ってみたり
複合的なものまで様々です。恋愛とか、育児とか、趣味とか、全く関係ないネタだっていいと思います。そのクラスタの中で愛されるのも強い存在だと思います。
あくまでルールというのはなくて、自分は何を伝えたいかを考えて、それを主軸においた発信が大事だということです。
軽く巡回してみて
Instagramを使う人、noteで様々な思いや文章を綴る人、youtubeに自身の分野について発信する人、本当に多種多様だなと感じました。すごい。負けておられぬ、、
指名で買われる生産者であるために
やはり、愛されるために、応援してもらうために、そして購入の指を動かしていただくために
ポジティブにトライする
こんなことをやってみたいとか、やってみたとか
弱みだって見せる
いいとこばかりではなく、その立場や業種ならではの悩みも見せる
愚痴・ネガティブなことは書かない
叩かない、戦わない
考え方は人それぞれなので
適宜反応する(エゴサ・RT・リプライ)
お客さんの書いてくれた感想や口コミ、発信への反応は適宜拾う
このあたりは私は大事にしたいと考えています。
以上凡庸ではありますが私なりの分析や、考察を書いてみました。
発信を考えるにあたり少しでも寄与できたら嬉しく思います。
私自身、酷くぶれていることばかりなので反省になりました。。
オススメの本
最後にSNSでの販売において学びになった本を紹介しておきます。
よかったら私のTwitter覗いてみてくださいませ。
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定期便なんてのもやってたりします。
ちょっと、いいコーヒーが好きです