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余興の思ひ出、ぽろぽろ
みなさんは、結婚式の余興をしたことがありますか?
昨年、人生で初めて参加する結婚式で、人生で初めての余興を経験しました。大学時代に所属していた学生団体の、同級生メンバー同士の結婚式でした。一応、その団体の代表をぼくが務めていたから(?)かは分かりませんが、余興を頼まれました。もちろん、二つ返事で「まかせて!」と。
写真を見返していて、懐かしいなぁと思ったので、今日は余興にどのように取り組んできたかを振り返ろうと思います。今日はただの思い出話です。ちょっと長くなるかもしれませんが、是非お付き合いください。
チーム結成
とりあえず1人では心細かったので、仲間を集めました。
一人目は、歴戦の結婚式参加人・モリセです。数々の友人の結婚式を漏れなく号泣で渡り歩いてきた、余興市場を知り尽くした猛者です。二人目は、役者でモデルでアーティスト、・サイトウです。目立ちたがり屋の幼馴染で、圧倒的プレイヤーです。三人目は、スペシャルアドバイザーのパイセンです。いつものパイセンです。
この最強の布陣で余興に挑むことにしました。いざゆかん鬼ヶ島!鬼ヶ島は失礼!
ターゲット
最初に決めたのは、ターゲットを誰にするかです。何事もこれが肝心。歴戦の猛者・モリセに教えを乞いました。
この余興は主に、参加者の皆様に向けてなのか、新郎(バキくん)新婦(ゆきちゃん)及び親族に向けてなのかで考えました。これも難しいですよね。参加者の新郎新婦に関わってきたタイミングはそれぞれ違います。誰を笑顔にするのか。誰を幸せにするのか。考えに考えた末、ぼくたちのターゲットは、会場にいる「全員」に向けたものにすることに決めました。
*バキはあだ名です。
これが商売だったら愚かな選択なのかもしれません。アイスコーヒー好きとホットコーヒー好きのどちらも取り込もうとした結果、「ぬるいコーヒー」を提供することになっている。なんて記事を読んだことがあります。確かに。勉強になる。
だがぼくは言いたい。どちらも取り込みたければ、コーヒーにあう茶菓子を出せばいいのだと。
せっかくなら、スタッフも含めたみんなを楽しませるべきだ、というみんなの生まれながらのエンターテインメント性が共鳴しました。モリセ以外は初結婚式だというのに、、、。
系統
感動系・サプライズ系・お笑い系のどれにするのか。これは秒速で「お笑い」に決まりました。学生団体のときの「人前に出て、時間をもらっておいて、つまらないのは悪。」という鉄の掟的な、暗黙の了解的なモノに従った形です。
このジェンダー感覚がアップデートされている令和において、感動・サプライズは男らしくない的な、一肌脱いだろかい的なノリです。ぼくは嫌いじゃないです。差し入れでブラックコーヒー奢ってくれる先輩、ぼくはコーヒーを飲むとお腹が壊れます。でも好きです。
実演型・収録型
続いて、本番当日に披露する実演型か、事前準備に全てをかける動画の収録型のどちらにするかを考えました。事前準備のみで笑わせるイメージが湧かなかったこと、塾講師のぶやと役者サイトウという人前に出ることに慣れている人材。勝てる土俵で戦おうとなりました。もちろん、当日披露です。
コーヒーも実際に焙煎しているところを見ると美味しそうですもんね。
内容
大枠はこれに決まりました。
塾講師であるのぶやが、生徒役のサイトウに、新郎の魅力をエピソードを踏まえた授業形式でプレゼンしていく。
新郎のエピソードがなかなかキャッチ―なので(小学生の時、太陽の位置と陰の長さで時間を測っていた神童。トイレであばら骨を骨折した高校生のとき以来、泣いたことがない。などなど。)新郎側の参加者はもちろん、新婦側の参加者にもウケる、半うちわネタで行けるいうことになりました。
いくつか案は出ましたが、ぼくが出した渾身の余興「ご祝儀の妖精が会場に現れて、お金をもっていそうな人にたかりに行く」は速攻で却下されました。意味がわからんって言われました。
制作・準備
エピソード収集、台本制作、プレゼン資料制作、式場との打ち合わせは、ぼくが一手に引き受けました。まあまあ大変でしたが、これはこれで楽しかったです。
ただ、パワポが使えない会場だったので、スライドをムービーメイカーで動画にして、それををスクリーンに投影することになりました。
ムービーなので勝手にスクリーンが切り替わっていくため、秒数や、間の設計はかなりてこずりました。また、暗い会場で映える色、文字の大きさ、細かいところの打ち合わせは、最高のパフォーマンスをするためには欠かせません。会場に確認のため3、4回はいきました。
前夜祭
ネタ合わせです。パイセンも呼んで最終調整。話し方やキャラ設定など、最後までどう振る舞ったら面白くなるのか、稽古を重ねるはずでした。
ぼくは仕事終わりだったのに、パイセンとサイトウは普通にお酒飲んできやがりました。ずるい。なんやかんや稽古はせず、終始爆笑してました。文化祭の前の日みたいで楽しかったな。やっぱ、みんなでワイワイやるのが好きなんですよね。
でも、なんなんですかね、焦らないといけないのに結局通しで練習したのは確か2回くらいだったかな。徹夜したはずなのに。あとはもうノリじゃね??ってなりました。文化祭というか、テスト前の謎の自信みたいな感じですよね。生徒の気持ちが分かりました。
当日
あっという間の当日。出番は開始1時間後。もう前半はほとんど覚えていません。なんか分厚いお肉をもきゅもきゅ食べてた気がします。トイレの前でサイトウとめっちゃコソ練しました。
いざ出番。腹をくくって8分53秒のショータイム。
結果は、満点爆笑大笑い、とまではいきませんでしたが会場のほとんどの方が笑っていました。8分咲きくらいですかね。新郎のご両親には褒めて頂きましたし、スタッフの方も「なかなかみない余興で楽しかったです。」とお言葉をかけて頂きました。
その時の資料の一部がこんな感じ↓↓
ここまぁまぁウケるとおもったら、そこまでだった記憶があります。で、ここはそんなにかな〜ってところで盛り上がったり。ネタ作りってむずい!
感想
いろいろみんなで考えて、準備して、緊張感の中披露する。めっちゃ楽しかったな~。また余興したいな~。余興みたいな仕事みんなでしたいな~。なんて思い出でした。
次こそは「ご祝儀の妖精」やってみせます。
みんなは余興の思い出なにかありますか?
(終)
*パイセンとの話はこちら。これもあわせてどうぞ。
*Twitterもやってます。ネタの元になったりならなかったり。
今日食べたもつ鍋の効能で、おならがニンニクの香りになりました。
— のぶや (@nobuya0312) September 5, 2019
なかなかの不眠効果です。
*いいなぁと思ったらスキとフォローで教えてください。
*次回予告
777文字のキャラ変
乞うご期待。
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