見出し画像

くだらん話は源泉かけ流し②

前回の続き


確かに僕は体毛が濃い。別にコンプレックスではないが、手首の毛が濃いのだけはいまだに納得いっていない。何から僕を守ってるのだろうか。。。

「でも僕の身体に男らしさを感じます?」

「感じないね。むしろ丸み帯びてるから女性らしいね。」

僕は腰に巻いていたタオルを胸まで隠すように巻き直しました。

「…。」

「…。」

成人男性のぶやが持つ女性らしさは、無用の長物でしかないようです。

「そう言えばさっきチラリの方がいいって言ってましたね。」

「うん、言ったね。」

「という事はですよ、矛盾するようですが実は露出面積が少ない方が、いや、限定されている方がセクシーなのでは?」

「なるほどね。いわゆる絶対領域とか??」

「そうです、ホースの口をすぼめると水の勢いが増す的な!」

「あぁ、セクシー流体説ね。」

「セクシー流体説!笑」

これが、世紀のセクシー流体説が爆誕した瞬間であった。

「すげぇ!!これって男性にも応用できますね!よく女性は男性の手とか鎖骨とかにセクシー感じるって言いますからね!」

「確かに、限定的だね。ぴゅっーーって手首から出てるってことね🤘」

「いや、それスパイダーマンッッ!!!!」

(つづく)

サポートは全てコーラに変わります。