なのはなとウミネコと船の見える風景(4つのピアノ独奏曲『はちのへ春夏秋冬組曲』より)

私は青森県の八戸市出身なのですが故郷八戸には四季を通してとても美しい風景があります。
その四季の美しさを音楽で表現したいと思い4つのピアノ独奏曲で綴ってみました。

まずは『春』、『なのはなとウミネコと船の見える風景』をご紹介致します。

八戸の景勝地『蕪島』はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている場所です。八戸の人にとっては特別なパワースポット的な所。毎年3月から8月頃まで、ウミネコが飛来し子育てを行います。その数は3万羽から4万羽と言われ、島がウミネコで埋め尽くされるほど。その時期には傘をさして行かなければウミネコからの贈り物をいただくことも多々あるのでご注意を。

春の蕪島に訪れるとウミネコたちの鳴き声と島一面の菜の花の黄色に心を奪われます。この景色はぜひ皆様にお伝えしたい。

この曲は蕪島を吹き抜ける風、キラキラとした波のきらめきの表現から始まります。
そして蕪島といえばウミネコ!
随所に1オクターヴ跳ね上がる右手の旋律で賑やかなウミネコの鳴き声を表現してみました。

最高のドライブスポット、ウミネコラインを走り抜けるイメージの疾走感ある第二テーマを経て、中間部では八戸に昔から伝わる日本一の山車祭り『八戸三社大祭』のお囃子のメロディーが登場し展開していきます。
そちらの変化も感じて聴いて頂けますと幸いです。

美しき春の八戸へおいでやんせ〜。

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