詩 「夢見」

時計の針音が
微睡む眼を擦り
妖艶な月明かりが
不眠の世界へと誘う

濃くて薄らぐ影
重くて軽やかな風
硬くて和らかな壁

あらゆる物事の境界が
曖昧に
物事それぞれの輪郭が
鮮明に
夢見の様な現実に立つ

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