詩 「小道」

明るい道と暗い道の狭間の小道
怪我を負いながらも
何ひとつ怪我の無いように
飄々と歩く人々が
足を引き摺る猫を手当てしたり
枯れそうなたんぽぽに飲み水をあげたり
立ち止まり満月を見上げ手を合わせて祈ったり
そうやって
自分ではない物事の為に
目的地を求めず歩き続けている

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