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延藤 直也
2023年3月31日 11:14
どうでもいいことで溢れた世界で、どうでもいいことを鼻で吸って、どうでもいいことを口で吐いて、どうでもいいことを目で見て、どうでもいいような顔をして、どうでもよくなった自分は、どうでもよくないと思い続ける心とたたかってる。
2023年3月30日 13:54
自分がやりたいことをやるために、もうひとりの自分がやりたくないけどやらなければならないことを、やる。ふたりの自分を自分が応援している。
2023年3月29日 20:32
おとなは笑い、こどもは泣くおとなは喜び、こどもは泣くおとなは昂り、こどもは泣くおとなが生きるための世界でこどもは泣いているおとなが生き延びるための世界でこどもは泣き続けるおとなが生き存えるための世界でこどもは泣くのをやめたおとなは泣いて、こどもは消えた
2023年3月28日 17:49
昨日も今日も明日も、過去も今も未来も、君も貴方もお前も、朝も夜も、春も秋も、あれもこれもどれも、みんな全部、桜みたいに散ってほしい、それかわたしひとり桜と一緒に散りたい。
2023年3月27日 11:19
短調で低音で無味で淡々としたリズムで俯いて歩くわたしは、長調で高音で多彩で抑揚のあるリズムで前向きに歩くきみみたいに歩いてみたかった。わたしはきみみたいに歩けなかったけど、きみと隣合って奏でる曲は最高に心地良くて、わたしは俯いた顔を少しだけ上げてわたしなりのリズムを刻む。
2023年3月26日 11:51
ひとりまたひとりひとが失われ一体また一体ヒトが増えた緑が失われミドリが増えた光が失われヒカリが増えた愛が失われAIが増えた温度が失われひとが失われた
2023年3月25日 16:14
あたたかいねと、きみが言うポツリそうだねと、ぼくが言うポツリ桜がきれいだねと、きみが言うそうだねと、ぼくがいうポツリ ポツリ雨だねと、きみがいうそうだねと、ぼくがいうポツリ ポツリ 傘持ってる?と、きみがいう持ってないよと、ぼくがいうポツリ ポツリ ポツリじゃあ、またと、きみがいうじゃあ、またと、ぼくが
2023年3月24日 21:27
つらくても、かなしくても、なきたくても、くるしくても、つかれていても、ねむれないよるも、おなかはすくんだから、たらふくおなかいっぱいになって、ふとんにはいったら、きっとぐっすりだよ。
2023年3月23日 13:55
主役であることに迷い悩み考えながら頑張って紡いできた僕の物語に突如として現れ誰よりも輝き瞬く間に主役の座を奪い僕は僕の物語の脇役を演じる。
2023年3月22日 17:41
スポットライトの光を浴びて瞬きもしないでスポットライトより輝く君が眩しくてスポットライトの光を浴びたわたしはスポットライトの光が眩しくて目を閉じて誰にも気づかれないように影になって消えた。
2023年3月21日 20:58
いちばん温かくて、いちばん明るくて、いちばん美しい光は、いちばん寒くて、いちばん暗くて、いちばん寂しい時間に、現れる。
2023年3月20日 21:47
わたしだけの世界で、わたしがわたし以上で居続けるために誇っている壁のせいで、あなたといる世界と隔絶されあなたといる世界に拒絶されあなたといる世界と断絶した、わたしの世界は暗くてぬるい。
2023年3月19日 09:06
過去の経験が今続く道をつくって、過去の自分が選んだ道の先に今の自分がいて、過去のガラクタが今の宝物になって、今の自分は過去の自分たちと手を繋いで今を歩いていく。
2023年3月18日 15:41
見えないふりをしていたらほんとうに見えなくなった聞こえないふりをしていたらほんとうに聞こえなくなった感じないふりをしていたらほんとうに感じなくなったふりをしていたらなにもなくなった