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1.インフルエンサーとは - 13歳のインフルエンサーハロワ】

本シリーズは「13歳のインフルエンサーハローワーク」と言います。マガジンにまとめています。

インフルエンサーを目指すということ

子供達に聞きたい。あなたの夢は何ですか。
「人気者になりたい!」
が答えなら、その意欲は大事だが、それだけでは何者にもなれない。
まず自分の得意なこと、好きなこと、叶えたい夢を思い出してみよう。
「○○になりたい!」ではなく「○○になって何をしたい」、これが夢です。
歌手を例にします。
有名な歌手になって、テレビの歌番組に出演したとします。曲を作り、動画やステージで歌い、楽曲が全国で使われ、より多くの人に自分の曲を知ってもらう。曲を聞いてもらい元気になってもらいたい。
「歌手になる」は夢ではなく、「歌手になって、多くの人に自分の曲を聞いてもらいたい。元気になってもらいたい」が夢です。歌手は夢を達成するための手段でしかないのです。
もう一度、あなたの夢を考えてみてください。
夢があるのであれば、それに向かって頑張るだけです。練習に励んでください。そして練習の成果を発揮する舞台や大会に出てください。SNSで発信して、経験を積んでください。
もし、具体的な夢が見つからない人がいたら、色々試してみることをオススメします。
楽器を奏でたり。絵を描いたり。研究したことをnoteにまとめてみたり。スポーツや、運動をして鍛えるもの一つです。何でもいい、そこから自分を特徴づける何か、得意が生まれるはずです。
それでも見つからない、という人がいるなら、まわりに自分の得意を聞いてみるのも良い方法です。自分の得意は、自分では気づきにくいものです。周りのアドバイスで、何か打ち込めるものが見つかるかもしれません。
それでも見つからないなら、できる事をしてみてください。人は、できることしかできないのです。できることをすればいいのです。
生まれ持った顔の美しさや、スタイルの良さも”武器”になります。美しい声が出せるなら、それも武器になります。実際ゲーム実況者の中には、声優のような良い声の持ち主が活躍しています。
ここまで伝えて、できない、見つからない、発信できない人は、インフルエンサーという職業に向いていないかもしれません。

ここまで、なぜ私が、夢、得意、できることにこだわっているか、理由をお伝えします。
インフルエンサーとして有名になるという道に、”武器”という名の得意な何かを持ってもらいたいからです。
今あなたが、何かを発信したとして、多くの人に振り向いてもらえるでしょうか。
Noです。
平凡な、何も持っていないあなたは、誰からも振り向かれません。
振り向いてもらうには、関心を寄せてもらう何かが必要です。その何かが”武器”という得意です。得意を発揮して、世間に振り向いてもらうのです。この”武器”は、発揮できるチャンスがあります。
世の中は、番組というものに得意を発揮できる機会を作っています。
日本テレビ系列「超無敵クラス」を観てください。かまいたち 山内健司さんと指原莉乃さんが司会者です。スタジオにはゲストと10代のタレントがたくさん出演しています。
さらに企画毎に、昆虫に詳しい子供、ダムに詳しい子供等、が出演しています。この企画毎に出演している詳しい子供達は、タレントではないけど出演できています。
一般的に番組というのは、このような”武器”を持っている得意な人を紹介できるようなフォーマット(書式)になっているのです。YouTubeでもコラボという名でゲストを呼べるようになっています。”武器”を持っていると、番組出演、コラボを足がかりに、他のメディアにあなたを露出させることができます。
このフォーマットを使った例は、スポーツ選手によくあります。卓球の福原愛さんや石川佳純さんの子供の頃の映像が残っているのは、このフォーマットに従い、番組が取材して紹介していたからです。
番組出演もYouTubeチャンネル出演も、呼ばれるのは狭い門です。簡単に声をかけてはくれません。声をかけもらうためにも、あなたは”武器”を磨き、SNSで披露したり、大会で良い成績を納めたりし、注目を集めていく必要があります。
”武器”の大事さ、わかっていただけたでしょうか。
ちなみにその"武器"は、長い年月を経ると"芸は身を助ける"になります。

インフルエンサーの裏側

「好きなことで、生きていく」
2014年にYouTubeがプロモーションで使ったキャッチコピーです。今でもよく使われている言葉です。インフルエンサーを目指す子供達は、この言葉に共感し、インフルエンサーを目指しているでないでしょうか。
この「好きなことで、生きていく」は、自分の主張やポリシーを全面に押し出し、それがファンに受け入れられている、支持されるている、と思っているのではないでしょうか。また、好きじゃないことはやらなくて良い、とも思っているのではないでしょうか。
多くの人は勘違いしています。
視聴者、ファン側から見たら、大半は「好きなことで、生きている」に見えているだけです。
インフルエンサーは、動画やSNSに写真を投稿する行為が好き、そして視聴者からの反応が楽しい(承認欲求が満たされる)から、生きているのです。それを得るために、どのように興味を持ってもらえるか、どのように観られてもらえるか、日夜研究しています。
好き、好きではない、という次元ではありません。
例えばYouTuberは、好きな事を動画にしたが再生されず、たまたま作った別の動画が、再生されることがあります。再生されない好きな事を動画にし続けるかというとそうではなく、再生された事柄の動画をたくさん作ります。そしてその事柄の動画が元で、有名になっていく事があります。UFOキャッチャー、アニメーション制作等。
好きなことはどこへ?
この事例は、本シリーズで”武器”を持って欲しいと言っておきながら、違うことで注目されます。申し訳ないが、それも”武器”だと思ってもらいたい。
なぜなら、YouTubeやTikTokなどのプラットフォームからしたら、視聴者はその事柄に興味があります。視聴者にとって興味のないことをインフルエンサーが頑張っても、よっぽどの何かがないと関心は得られにくい。興味を持ってもらう"その何か"の説明は、本シリーズでは省きます。

次から職業紹介に移りますが、この章の最後に、私の好きな言葉を読者へ贈ります。
元・任天堂社長、岩田聡さんの言葉とされます。
「私たちが戦っているのはライバルメーカーではなくて、お客さんの無関心なんです。」

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