歌手 - 13歳のインフルエンサーハロワ】
本シリーズは「13歳のインフルエンサーハローワーク」と言います。マガジンにまとめています。
歌手は、歌を歌う職業です。作詞・作曲をしない歌唱家としての歌手と、作詞・作曲から歌まで歌うシンガーソングライターの二つに大別されます。
従来のレコード会社に所属してメジャーデビューという道と、レコード会社に頼らない自分で楽曲を制作、もしくは制作してもらってSNSで歌唱し、有名になっていく道の二つあります。
今やレコード会社に所属しなくても、自分で楽曲を制作・配信することができ、歌手として活動できるようになっています。自身のSNSが、歌手としての存在を認知してもらう場になります。歌唱力や、曲の高いクオリティがあった方がいいですが、最初から高いものは求められていません。多くの人に曲を聞いてもらえるようにするには、時代に即した歌詞と曲、そしてSNS上での知名度が必要になります。
レコード会社と組むと、レコード会社が持っている制作・宣伝力がメリットです。ドラマやアニメの主題歌に、レコード会社所属の歌手が使われるのはそのためです。SNS活動していたとしても、音楽活動はレコード会社に制約されます。原盤権はレコード会社が100%持ちます。ただ、大手レコード会社に所属してメジャーデビューすることはとても狭き門です。もしメジャーデビューできたとしても、レコード会社の中でさらに宣伝対象となれるかは、一握りの歌手だけです。レコード会社と組むメリット・デメリットをしっかり見極める必要があります。決して大手レコード会社と組むことが、目的達成の絶対条件ではないのでは、と思います。
レコード会社と組まずに活動するなら、歌手としてどのように認知してもらうか、どこで収益を得るかがポイントとなります。
認知は手っ取り早く人気の曲をカバーした動画を制作することです。ただし、カバーの上手い人になっても良くない。いずれはオリジナル曲を出すことが大事です。また、あえてカバーを少なめで活動している人たちもいます。
自分の曲ができたら自分で配信しましょう。tuneCORE等のディストリビューターから配信できます。tuneCOREのYouTubeコンテンツ収益サービスを使うと、作った楽曲がYouTubeの動画(自分の動画も対象)で使われると、収益が得られます(YouTubeショートで音楽が使われる裏は、そういう理由)。昨今は、Sportiy、Apple Musicなどのサブスクリプションが広まっていますが、ダウンロード販売の10分の1程度の収益です。ライブイベント、グッズ、ファンクラブなどでも稼いでいく必要があります。
音楽に対する知識
音楽著作権(作詞・作曲権)、原盤権
音楽著作権団体(JASRAC、NexTone等)、音楽出版社
音楽配信に関する知識
SNS上での音楽に関する知識(YouTubeのコンテンツID)
コメント
テレビのカラオケ番組を見てください。歌が上手い子は、世の中たくさんいます。こんなに歌が上手くても、メジャーデビューできるのはわずかな人です。もちろん、モノマネが上手いだけでもダメです。
音楽制作・歌唱に対する知識はもちろん身につけるものですが、著作権などの権利の知識も身につけてください。この界隈、とても複雑ですが大事です。
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