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Let'sボウズ(週刊少年ジャンプオータムスペシャル掲載漫画です^^


レッツボウズ

レッツボウズ前編

レッツボウズ後編


レッツボウズの思い出・・・

ペンネーム松田光一郎とジャンプの連載選考

レッツボウズ、この作品は「侠客鬼瓦興業」で手塚賞準入選をいただいた次にジャンプのスペシャル用に描き上げた漫画です。
この作品で人生初のファンレターもいただき、漫画を描いていて良かった~と感動しました。
講談社からの移籍でペンネームを松田光一郎にあらため、心機一転がんばっていた思い出の作品です。

「るろうに剣心」和月先生のアシスタントの時と尾田栄一郎先生との思い出

同作で週刊少年ジャンプの連載選考に出しましたが、残念ながら連載の壁は厚く、かなり最後まで選考でもめたとお話を聞きましたが、落選・・・。
そのときの連載漫画は「るろうに剣心」でした。
その後縁あって、るろうにの和月先生のアシスタントをさせていただきましたが、そのとき、若き日の尾田栄一郎先生とも楽しく仕事をしていました。
尾田くん(当時の呼び名)との思いでは、とにかく楽しい子で、漫画のセンスも抜群、実は尾田くんもこのレッツボウズのことが好きだったそうです^^
当時の思い出で、仕事の合間の仮眠時間に、私が下の布団でパチンコでとった携帯用蛍光灯を使って自分のネームを書いていたのを、三段式ベッドの最上段で寝ていた彼が上から
「松田さん何ですかそれ?」と聞いてきたので
「いいだろ、これ、パチンコでとったライト」
と自慢すると、翌週、三段式ベッドの上から尾田くんが顔をだして
「松田さん、これこれ」とうれしそうに、同じような携帯用蛍光灯を見せながらニコニコしていた、懐かしい思い出があります。

長時間のアシスタントの仕事の合間に、携帯蛍光灯で自分の漫画のネームを作っていた尾田くん、いや尾田栄一郎先生^^
長期にわたってジャンプで第一線を走り続ける彼の根性にはいまだに感動しています。
ちょっとだけ自慢は、隣の席の尾田くんに、漫画の奥行きの描き方を指導したことと、当時手塚賞で残念ながら落選してしまった同じアシスタントの子の作品を読ませてもらって、すごくいい作品だと思ったので私が
「松田賞だったらこれ入選してる作品なのに・・・」というと隣の尾田くんが
「俺、手塚賞より松田賞が欲しい・・・」そんなジョークを言ってくれたことでした。
和月伸宏先生の仕事場はみんな素敵なスタッフで本当に楽しかった思い出があります。
そうそう、和月先生の思い出で一番印象になかっていたのは、仕事中先生は布団で寝なかったことです。ほとんど不眠不休で書き続けて、時々、
「すいません、少し寝ます」とアシスタントに伝えると、机の下に潜って寝ることでした😲
先生に聞くと、布団に入ると寝過ぎて起きられないと話していましたが、たいていの連載作家もそうでしたが、漫画家とは過酷な職業だと思い知らされました。
アシスタントも徹夜は当たり前でしたが、本当に楽しかった思い出ばかりの毎日でした♪

漫画の世界からは事情で離れていましたが、後にるろうにの実写映画化のニュースを知ったときは、和月さん、すごく喜んでいるだろうな、と、自分のことのようにうれしかったです^^

まだまだトップで頑張っている、尾田くんの活躍もすごーくうれしいです。
みんな身体を壊さないように頑張ってね!

思い出話までしてしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
いつかこのレッツボウズも連載漫画小説として書いていきたいとおもいますので、そのときは読んで笑ってくださいね^^


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