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この夏、育休始めました。(職場復帰そして初出張編)

育休が明けて早1ヵ月。
奇しくも最終週は復帰後初の出張となった中で、フライトの時間を使って振り返りたいと思います。

育休の序盤は基本的には家で過ごし、2ヵ月目に入ってからは徒歩で行ける範囲で少しずつ外出をしてみると言った過ごし方でした。
実際に外出をしてみることで、途中でお腹が空かない為の出発前の準備の仕方、それでもお腹が空いたときに駆け込める場所の事前チェック、オムツ替えが必要となったときの対応など、実践と失敗を通して対処方法を身に付けていくことができました。
やはり何事も行動に移すことが大事だなと実感した次第です。

3ヵ月目に入ると、今度は電車を使った外出に挑戦しました。
今までは気にならなかった駅のエレベーターの位置や、乗り換えの動線、ホームに至るまでのバリアフリー具合などインフラ面に沢山目が向くようになりました。

自分の内面についても気づいたことは沢山あります。
例えば、エレベーターには大体「エレベーターでしか移動できない人がいるので、そうした人たちを優先的に」と記載があるものの、実際は並んだ順になっているのが実態です。最初の頃はただでさえ移動に時間かかるのにエレベーターをずっと待たないといけないのか、なんてモヤモヤしてしまっていました。しかし、それは自分は優先されるべき、先に乗る権利があると言った自分本位な考えがあるからその様に感じてしまうのです。
そんな考えを持っていることが巡り巡って今ここで待つことに繋がっているのだなと気づき、大きく反省しました。
そもそも急ごうという思いを持たないこと、人を優先させてあげられるゆとりを持って行動すること、そんな自分の努力次第で心のあり方はいくらでも変えられるのです。

また、電車やエレベーターといった密閉空間で子どもがぐずり始めてしまった時の肩身の狭さたるや...同乗している方の「元気なのは良いことね。」の一言に本当に救われたので、これからは自分も声をかけて上げたいと思いました。
人にして欲しいと思うこと、言って欲しいと思うことは自ら率先して実行することで、初めて自分に巡って返ってくるのだなと、とても大事な学びをもらいました。

育児と仕事の両立という観点だと、もちろん仕事は生活の糧の為であり、頑張っているものではあるのですが、それ以上に自己実現の為の時間をもらっている、という感覚を強く持つようになりました。
それまでは二人がかりで24時間子ども優先で過ごしていたものを、一日の約半分の時間を自分だけの為に使わせてもらっているのだから、自分を成長させる為に無駄なく使わないといけないなと気持ちが新たになっています。
と立派なことを書いていますが、仕事が終わると、一日頑張ったのだから好きな本を読みたい、ゆっくりテレビを観たいと言った気持ちも出てしまい、パートナーに甘えてしまうことも少なくないので、ここは反省ポイントです。

家事の分担という観点では、在宅の際はなるべく洗濯関連を率先してやったり、引き続き料理をしたりする一方で、育休中は100%引き受けていた料理当番を替わってもらう日も作っています。
その心としては、一日中子どものケアをしてくれたパートナーにとっては、家事とは言え、心を無心にして別のことに集中できる時間が必要なときもあるからです。そんな日は、料理の間僕が子どもを連れて散歩に出たり、家の中で遊んだりする様にしています。

ただし、何がお互いの気持ちを安定させる上で大事かは日によって異なるので、日々しっかりとコミュニケーションを取ることを二人で心がけています。
子育てにおいては、昨日の正解が今日の正解とは限らないのです。

同時に一週間出張で離れてみて痛切に感じたことは、そこにいないと全く力になれないということです。これからも出張に度に葛藤を覚えることになると思います。
その中で何かできることはないのか、これは今後の宿題になりそうです。

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