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吉野 金峯山寺の節分〜近鉄全線3日間フリーきっぷの旅②

吉野山で鬼を見る

旅の前日はいつもなかなか眠れずに早くに目が覚める。その日も朝は5時ぐらいに目が覚めて、それならと早くに家を出た。8時の電車に乗る予定にしていたのに7時過ぎには阪急に乗っていた。「近鉄全線3日間フリーきっぷ」を使っての旅。

このきっぷは3日間を3千円で回れるけど、特急券は買わないといけない。初めて近鉄阿部野橋でそれを買う。券売機で「すぐ乗る」ってのを選んで吉野まで買えたw 予め特急券を予約せずにその日に起きた時間で駅で購入することにしておいてよかった。今回は全部そんな感じで行こうとこの朝に思う。

吉野山にはこの前しんどくなったことがあったので慎重に行く。お酒はやめて、最近私の定番になった濃いお茶をお供にまじめに乗車。

なんと9時半には近鉄吉野駅について、ケーブルカーに乗るのかと思ったけど、ケーブルカーはお休みで代行マイクロバスに乗る。節分の法要は10時からなので、友人より推薦してもらっていた脳天さんへと行くことにする。それが!友人が脳天さんへ初詣に行っても金峯山寺には行ったことないってのがわかるぐらいのすごい階段!!!

脳天さんへ降りてる途中に引き返そうかと思ったけど、ここまで来たのだからと意を決して降りて行った。


脳天さんは水と冷気を感じる神社で首から上の神さんらしいけど、私には足の神さんや。帰りに何度も休みながら登った。登れた。良かったよーw

ヘトヘトで金峯山寺へ到着すると、今日は拝観料はいらないとのこと、10時からの法要は始まっていて、内陣には、お坊さんと沢山の山伏たち。お寺の周りには鬼がうろうろしているw

11時からはこの日の特別な法要で、鬼も参加して山伏にいやがらせw 内陣では止まらないようにと言われてるのでうろうろしながら見ていた。

この鬼の儀式は役行者が鬼を改心させて弟子にしたって言い伝えから始まったらしく金峯山寺の三大行事の一つとのこと。まだまだ時間があるので、少しぶらぶらしようと中千本まで歩いてみる。

陀羅尼助屋さん!

調べていた蕎麦屋さんはいっぱいで、吉野らしく「静」って柿の葉寿司とうどん屋さんに入ろうとしたらでかい犬が中にいるし怖いからやめて、結局食事は取らなかった。

散歩から戻ると、外の大きな護摩を焚くイベントの方に移るところで、山伏とお坊さんと鬼が登場。唯一吉野で海を思い浮かべれる法螺貝がぼーぼー鳴る中、お経を大きな声で唱えだす。各方角に弓矢を射ったり、

刀で空を切って呪文を唱えたりした後、管主が大きなこんもりした木の塊に火を入れて鬼もぐるぐる回ったりして楽しそうw

煙は超モクモクとものすごい大きさになっておおおーって感じ。お経はトランス状態になって山伏の人たちは錫杖修験者が持ってる杖みたいなのの短い版をジャンジャン鳴らし調子をとりつつ、法螺貝はぼーぼーなって気持ちよくて1時間ぐらいあったけど全然聞いてられる。そんな寒い日でもないのでほんまによかった。法要の前に護摩木も書いて奉納していたので、私のも燃えてるんやねーと思うと萌えまする。

それが終わると、豆まき。。。ではなくて豆配り。中には豪華賞品の当たるくじが入っている。改心した鬼も手伝って豆を渡してくれた。そしてくじの結果はーーー!ティッシュペーパー一箱ww1番オケツ(空くじなし

旅先でティッシュペーパー一箱はなかなかきついwボールペンかくまぶしくんのぬいぐるみの小さいやつが欲しかったのになw

この中に引換券が入っている

金峯山寺を後にして、またバスで。。。と思ったけどいっぱいやろなーと、途中で見ていたお風呂「吉野の湯」に入ることにする。

千三百円でちょっと高いけどいいかなあと、脳天さんの階段で足も心配やしとお風呂に浸かって桜の時はすごいんであろう風景を見ながらのインフィニティ風呂。独り占めで、湯上がりどころで一口生ビールも飲み、ティッシュペーパーを使ってもらうよう渡してからバス停まで行くと時間を間違っていて30分ほどあったのでてくてく歩いて小さなログハウス喫茶店でコーヒーを飲んでそこのお姉さんと話してたらこの下の道が遊歩道になっていて15分ほどで歩いて駅まで帰れますよ。と言われてその道を歩いて吉野駅まで降りて行った。

とてもいい道で気持ち良い。これから吉野に行くときは帰りはこの道を歩こうと思う。

3時半すぎに近鉄吉野駅から電車に乗り、この日のお宿のある大和八木まで急行で向かった。

22.2.3 〜近鉄全線3日間フリーきっぷの旅②

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