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抱っこを教えている人、赤ちゃんを抱っこする人へ

武田はたかが短い期間の抱っこのことにどうしてそんなにこだわるのかと言われそうですが、赤ちゃんは生まれてすぐからの発達が目覚ましく、その時期をどう過ごすかはその赤ちゃんの将来、つまり日本人がどう育つかということに関わってくることだからです。

【抱っこを教えている人、赤ちゃんを抱っこする人へ】

連休前に、大学の授業で学生たちを2人一組にして前が見えない抱っこを体験させた。実際にだっこするわけではなくて、ただ、一人がもう一人の胸に顔をピッタリ寄せるだけ。

みんなびっくり。

授業を受けている椅子から立って、隣の人とペアになって、顔を寄せる。横も向いてみる。上を見上げてみる。一分もかからない実習。
*想像ではなくて実際にやってみてください。

人がいなかったらとりあえず壁相手でもいい。

そうしたら、連休中に親戚の赤ちゃん親子に同じことをやってみせた学生がいて、親戚からとても感謝されたと報告してくれた。

実際に目の前を塞がれてみて。
あるいは右か左のどちらかしか見えない状態になってみて。
至近距離で上を見上げてみて。
しばらくそうしていると何が起きているか、もっと実感できる。
(たぶん、想像以上です)

立ったまま首を片側に曲げた状態、
あるいはうつ伏せで片側向いて目を開けたまま数分いれば
ガチャ目になるのがわかる気がするでしょう。

自然に入ってくる情報量も半分になる。

そうやって日々運ばれている赤ちゃんが、
日本中にたくさんいる今の子育て。

抱っこ紐の付け方を教えている動画でもそれをよしとしている。

気をつけているメーカーは、公式の写真には不自然な赤ちゃんの姿勢を使わないようにしているけれど、実際に赤ちゃんを抱っこしてみれば、日常的にはそういうふうに使えない人が大半だとわかるでしょう。

赤ちゃんには、まっすぐ前を向いたときに前が見える抱っこをしてあげてください。目からいろいろな刺激が入るようにしてあげてください。首を不自然に曲げた状態が継続しないようにしてあげてください。

成長していったときの脳の発達、視機能の発達が心配です。

(前向き抱っこ紐による長時間の抱っこはまた別の問題が心配)

エビデンスないのに脅すなって言う前にやってみてくださいね。

実習中の写真を撮らなかったので、とりあえず、こんな写真ですが。


#赤ちゃん #抱っこ #発達 #社会的マルトリートメント #一般社団法人ジェイス  


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